店舗の集客・開業支援メディアサイト

コラム

【不動産豆知識⑥】契約を結ぶ前にチェックしておきたいポイントをキーワードで紹介


店舗を開業する上で欠かせないのがテナントの確保であり、不動産に関する知識。この連載では、不動産業界で長く活躍するSAWASANが基本知識を紹介する。

前回は貸店舗を借りる際に注意すべき点をご説明いたしました。今回も引き続き、店舗を借りる際にぜひチェックしてほしい点を紹介します。

交通アクセス①

店舗の立地が交通の便に恵まれているかどうか確認しましょう。周辺の駅やバス停、駐車場の有無などをチェックして、お客様が店舗にアクセスしやすいかどうかを考慮します。最近は、人口動態の変化によってバス路線変更が予定されていたり、大型店舗の撤退が決まっていたりする場合があります。そういった要素は営業に大きな影響を与えかねません。

交通アクセス②

店舗に隣接した道路が、一方通行だったり、時間帯によっては、車両通行止めだったりします。見逃しがちですが、交通標識も再確認しましょう。

▲業態にもよるかもしれないが、駐車場の有無が売上を左右するケースもある

駐車場

店舗に駐車場が付随しているかどうか、または近隣に駐車場が十分にあるかどうか確認してください。駐車場の利便性は、顧客の来店率に大きく影響する要素です。郊外であればなおさらです。

安全性とセキュリティ

周辺地域の治安状況を確認するとともに、防犯対策や監視カメラの設置状況を確認しましょう。お客様や従業員の安全を守るためにも、セキュリティに配慮する必要があります。警察のHPや地域回覧板が見て状況を確認しましょう。ご挨拶を兼ねて、近隣の店舗、事務所を尋ねてみるのも方法の一つです。

周辺の施設

周囲にはどのような施設が存在するか、例えば学校や病院など、周辺環境を調査しましょう。この情報を基に、ターゲット顧客層や周辺ビジネスの需要について理解することが重要です。

最後に飲食店を開業する際にポイントとなる重飲食と軽飲食に関して触れておきたいと思います。

重飲食

油や火を多く使用し、煙やにおいが大量に出やすい飲食業種です。本格的な調理設備を必要とし、中華料理店や焼肉店、鉄板焼き屋などが該当します。

軽飲食

本格的な調理を行わず、調理をする際に臭いや煙が出にくい飲食業種です。主に飲料や軽食を提供し、カフェやバー、スナックなどが該当します。
重飲食と軽飲食には明確な定義がないため、物件オーナーの意向次第で出店できるかどうかが決まります。重飲食不可と記載されていても、業種によっては入居可能なこともあります。
また、重飲食と軽飲食の間をとった「飲食」という基準を設けるケースもあります。

◆著者の取得資格◆
国土交通大臣、登録証明事業(3)第28034号、不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士、宅地建物取引士(埼玉)第045713号、FPファイナンシャルプランナー第30220347号、賃貸不動産経営管理士(2)第020666号

※SAWASANの連載5回目コラムは以下より

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

RELATED

PAGE TOP