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【調査】フェムテック、メノテック、と聞いてピンと来ますか??

女性の管理職登用など、職場での女性の活躍について言及される情報を多く目にする昨今。女性の活躍する職場、継続して働ける職場を創るためには、まず女性を理解する必要があるのではなかろうか? ということで、本題。早速、内容を見て行こう。

今回紹介するのは、株式会社クロス・マーケティングが2024年7月、全国20~79歳の女性1,500名を対象に行った「身体の悩みに関する調査(2024年)」によるもの。なお、調査内容は多岐にわたるため、ここではポイントとなる部分に絞って抜粋、紹介する。

まず、女性が考える女性特有の症状に関する理解や配慮に関する意識調査の結果を見ていく。

「社会で、女性特有の症状への配慮・理解は不十分だと思う」は61%、「社会で、女性特有の症状への配慮・理解が進んでほしい」は77%と高く、いずれも30代は「あてはまる」気持ちが強い。

フェムテックの認知は23%、メノテックの認知は6%とわずか 女性特有の症状に対し、社会での配慮・理解が進んでほしい人は77%(株式会社クロスマーケティング)

結論、女性から見て理解されていない、との認識が非常に高いのが現状。特に働き盛りとなる30代でこの傾向が大きいのは気になるところだ。

一方、筆者が少々意外だったのは、こちらの調査結果。

フェムテックの認知率は23%、メノテックは6%と低い。フェムテックの内容も名前も認知しているのは、女性20~40代で約1割。更年期の女性を対象としたメノテックの内容も認知している人は2%と極めて低い。一方、PMSの認知率は31%であり、内容も認知している人は、20~30代で3割を超える。

フェムテックの認知は23%、メノテックの認知は6%とわずか 女性特有の症状に対し、社会での配慮・理解が進んでほしい人は77%(株式会社クロスマーケティング)

フェムテック、メノテック、という言葉は筆者自身も知らなかった(その内容を見て、ああ、と理解したところ)。いわゆる造語であるために、言葉があまり知られていないだけなのか。一方、PMSが半数の女性に知られていないというのは少々意外な結果であった。

この結果、単に言葉を知らないだけならばまだよいのだが、もし無関心なのだとしたら・・・女性自身がそうなってしまう社会にも、少々目を向けてみる必要がありそうな結果と見えた。

というわけで、皆さん。フェムテック、メノテック、と聞いてピンと来ますか?? 長く女性の活躍できる職場を創るにあたり、もう少し理解を進めても良いのではなかろうか。

 

※出典:株式会社クロスマーケティング “フェムテックの認知は23%、メノテックの認知は6%とわずか 女性特有の症状に対し、社会での配慮・理解が進んでほしい人は77%”

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