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コラム

【連載③】店舗の集客に向けたWEB施策==SNSやWEBで集めたお客様を逃がさないコンテンツ作りに必要なこと==


 前回の記事(店舗の集客に向けたWEB施策=話題のキャンペーン事例からWEB集客に活かせるヒントを探る=)では、Instagram、TwitterなどのSNSやホームページといったWEBを使って、いかに集客するか、WEB集客の初めの一歩について説明しました。
 今回はその次。ホームページやSNSからの情報発信によって、あなたのお店に興味を持ったお客様、一度は来店してくれたお客様とのコミュニケーションがテーマです。来店していない時にもお客様と関係を構築し、ゆくゆくはあなたのお店のファンになってもらう、そのために必要なことを説明していきます。

🔳お店に関する情報をとにかく発信し「続ける」気持ちを持つこと!

 WEB施策を語る前に覚えておいてほしいのが「続ける」。ホームページにせよ、SNSにせよ、更新されないページやアカウントはお客様に見てもらえません。連載の1回目(飲食店における集客ツールの効果的な利用方法について=ホームページのメリットとその効果的な使い方=)でも書きましたが、お店に関する情報をとにかく発信し「続ける」が大事。まずはその気持ちを強く持つところから始めてください!

SUKESANの連載①は以下より

🔳WEB上でお店に関する情報を伝え「続ける」

 さて、あなたのお店のホームページやSNSを見るお客様は、なぜホームページやSNSを見るのでしょうか? あなたのお店についてよく知りたいからに違いありません。お店の場所や道順、飲食店なら「メニュー」といった鉄板ネタはもちろん、お客様が興味を持ったお店がどんなお店なのか――。それを示す情報ならば、お客様はどんな情報でも大歓迎です。
 例えば、開店準備の済んだあとに、お客様を迎えると気持ちとともにお客様を迎える準備が整ったあとの様子を伝えてみましょう。オーナー様からすれば毎日行なっているごく「当たり前」のことかもしれませんが、お客様からすればそれこそがお店の「魅力」と映るかもしれません。
 続ける以上、可能性としてあり得ることはやってみるのが吉。効果は、ページビューやコメント、SNSなら「いいね」といったリアクションである程度は計ることができます。いずれにしても、お店に関する情報を伝え「続けて」みてください。

▲ハッシュタグをうまく使って「共感」を得たい(Irfan Ahmad/Pixabay)

🔳お店のハッシュタグを使ったお客様の投稿を感謝の気持ちとともに共有する

 特にSNSは、オーナー様からのみならずお客様からもアクションを発信できる。お店からも、お客様からも情報を発信できる双方向コミュニケーションを可能にするのがSNS。その特性を最大限活かしてみるのもいいでしょう。

 例えば、「#あなたのお店の名前」というハッシュタグを作り、お店の投稿の際にはそのタグを使って投稿し続けます。一方で、来店されたお客様がそのタグを使って投稿してくれたら、お客様に感謝を伝えつつ、お客様の投稿を積極的に共有しましょう。こうすることでコンテンツが増えるだけでなく、他のお客様に来店の魅力を伝えることができます。

 また投稿数が増えれば、ハッシュタグを検索した際にも上位に表示されやすくなるのでおすすめです。

🔳アンケートやクイズ、Q&Aなどのインタラクティブなコンテンツを提供してお客様の参加を促す

 Instagramの質問スタンプやアンケート機能といったインタラクティブな機能を使ってみるのも一つの方法です。
例えば、飲食店ならば、新メニューの検討の際に使ってみたり、商品を販売する店舗であれば、新製品や試作品への反応を試してみたりetc……。お客様から見ても選択式のお題に答えるだけで参加がカンタン。加えて、新メニューや新製品などへのお客様からの反応など、お店側が欲しい情報も同時に取れてしまう。うまく活用すればまさに一石二鳥のコンテンツとすることが可能です。

▲ホームページを活かすには「続ける」が大切(Clem Onojeghuo/Pexels)

🔳「投稿のトーン」を自身のお店のお客様に合わせる

 トーンは、いわゆる「トンマナ」(トーン&マナー)のトーンです。コンテンツの種をいくら準備しても、このトーンが自身のお客様とズレていると、せっかくのコンテンツもなかなか受け入れてもらえなくなるので注意してください。
 例えば、あなたのお店のお客様が学生などの若い方が中心であれば、その世代のトレンドを意識したり、少しくだけた言い回しを使ってみたり。同世代のアルバイトの方に投稿そのものをお願いしてもいいかもしれません。
 まずは自身のお店のお客様を見ましょう。これは店舗の経営と同じだと思います。お店でのお客様とのコミュニケーションで得られた情報をコンテンツ制作にも存分に活かしてください。

 いかがでしたでしょうか?
 キャンペーンの実施など、せっかくコストをかけて集客しても、その後の来店につながらなければキャンペーン実施の意味も薄れてしまいます。一方で、ホームページやSNSといったWEB集客のいいところは、お店から情報を発信することによって一度興味を持ってくれたお客様と接点を持ち「続けられる」ことです。
「せっかくの利点」を活かさないのはもったいない。みなさんのお店でも効果的な情報発信を通じて、一度興味を持ったお客様、来店したお客様を逃がさず、その後もお客様に来店し続けてもらいましょう。いわゆる「リピーター」が増えていくことを期待しています。

 ご精読ありがとうございました!!

◆著者プロフィール◆
SUKESAN/著名メッセンジャーアプリの立ち上げに携わるなど、多くのWEBサービスの立ち上げからサービス成長までを担ってきたプロデューサー。WEB業界歴は20年以上。今は住まいを台湾に移し新たなビジネスの可能性を模索中。趣味:ロードバイク

SUKESANさんの連載②は以下より

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