かく言うワタシもデスクのお供によく利用している缶コービー。マイボイスコム社が2024年3月に実施した缶コービーに関する調査の結果がなかなか興味深いものだったので、ここではその考察とともに結果をカンタンにご紹介したい。
缶コーヒーの飲用頻度について
缶コーヒーを飲む人は6割強、2021年調査と比べて減少しています。
マイボイスコム株式会社 『缶コーヒーの利用』に関するインターネット調査
週1~2本以上飲む人は缶コーヒー飲用者の3割弱、男性30~40代では各5割弱と高くなっています。
減っているとはいえ、調査母数の6割強が飲む、というのはかなり多い結果だと思いますがいかがでしょうか。とくに男性30~40代の利用が多い傾向にあるとのこと。自分自身を振り返ってみても、心当たりが大有りです。
缶コーヒーを飲みたいシーン
缶コーヒー飲用者が飲みたいシーンは(複数回答)、「休憩中」「リラックスしたい時」「気分転換したい時」「昼食後」「車を運転する時」が各20%台です。男性30~40代では「仕事中、勉強中」が1位、・・・
マイボイスコム株式会社 『缶コーヒーの利用』に関するインターネット調査
気分転換や仕事中の利用は大いに心当たりアリです。とくに仕事中の利用については、コーヒーを口にする行為がルーティーン化されているところもあるような気が……。
缶コーヒーの選定基準
缶コーヒー飲用者の選定基準は(複数回答)、「味」が54.3%、「タイプ」が41.6%、「無糖・微糖などの糖類の量」「価格」が各30%台、「容量、サイズ」が24.0%です。
マイボイスコム株式会社 『缶コーヒーの利用』に関するインターネット調査
確かに、味、糖分、価格、サイズにはこだわっていましたね。これだけのこだわりがあれば……(次の項目に続く)。
缶コーヒー購入時の銘柄選定パターン
缶コーヒー飲用者に、缶コーヒー購入時に銘柄やタイプをどう選ぶかを聞きました。「だいたい同じ銘柄を買うことが多い」が41.2%、男性60~70代では5割弱となっています。
マイボイスコム株式会社 『缶コーヒーの利用』に関するインターネット調査
はい。前の項目のとおり、味、糖分、価格、サイズにこだわれば、銘柄指定につながるのも必然のように思います。かく言うワタシも選ぶ缶コーヒーは一択でした。
以上の結果から言えそうなこと
いかがでしたでしょうか。調査は”缶”コーヒーに関するものではありますが、個人的に思ったことは、30~40代の男性≒サラリーマンを顧客として引き付けるにあたっては、コーヒーというツールは非常に有用なものと見えました。この年代はコーヒーへのこだわりが強いと見え、これと決めたら指名し続ける傾向も見えることから、喫茶店というお商売が成り立つのも納得です。
また仕事中のお供に缶コーヒーを、というニーズもありますので、ランチのコーヒーをテイクアウト可能にしてあげるなどの工夫で、「缶コーヒーからの置き換え⇒自店への再来訪へ」のような構図も描けるかもしれませんね。
他、詳しい調査結果はこちらから確認することが可能です。ご興味あれば詳細にご確認いただきつつ、お店の運用の一助としていただけると幸いです。
※「直火焙煎コーヒー店」に関する記事は以下より
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