正しくは「風雷神門(ふうらいじんもん)」と呼ぶ浅草の雷門の近くにある店舗でうなぎと和食が食べられる。うなぎが描かれたのれをくぐり、タイムスリップしたような空間で数々の和食に舌鼓を打つ。
■純和風の内観は目の保養
雷門から徒歩3分くらいに位置する『にょろ助 東南屋 浅草』は、2006年11月11日の開業だが、昭和の雰囲気を残した建物を継承し、浅草らしい風情あるお店。旧店名である『東南屋(たつみや)』は浅草寺の東南に位置していることから十二支の辰己にちなんでいる。外観だけでなく内観も「純和風」。掘りごたつとアンティーク調の家具、そして間切りのすだれが古き良き日本を思い出せてくれる。

『にょろ助』という言葉から連想されるようにウリは地焼きで提供するうなぎ料理。地焼きは関西でよく見られる調理法であり、うなぎを蒸さずに焼く。カリッとした歯応えとふっくらした身、そして香ばしさが楽しめる。日本酒との相性も抜群と言われている。うなぎ好きにすれば、鰻重、ひつまぶし、鰻土鍋ごはんといういろいろなメニューをたのしめるのもうれしい。

うなぎのほかにも、どじょう料理や天ぷら、すき焼きも揃っている。純和風な内観もあり、海外からのお客さんを招待するにはいいお店かもしれない。



※「アラカルトにこだわる浅草のフレンチ」に関する記事は以下より
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