組織というチーム運営には様々な課題が付きまとう。個人商店はさておき、従業員のいらっしゃるお店も同じくチーム、同様の課題を感じている方も多いと思う。そんな皆さんに向けて、参考になりそうな調査結果を見つけたので、ここで紹介してみたい。
今回紹介するのは、株式会社ヌーラボによる全国のビジネスパーソン1,200名を対象に「現代のチームが抱える課題と、成果を上げるために重視すべきこと」を調査した結果をまとめたもの。早速その内容を見てみよう。
■ 主な調査結果
・約半数（43.8%）が、「5年前と比べてチームワークを醸成して仕事をすることが難しくなった」と回答。
・チームワークが難しくなった理由として、価値観の多様化（54.2%）、対面で会わない人との業務増加（34.8%）、多様なスキルを持つメンバーとの協働増加（30.0%）が挙げられる。
・回答者の約6割（56.8%）が「5年前と比べて期待されるスキルが変化している」と感じている。
・新たに求められるスキルとして、1位は「複数のメンバーと仕事をするコミュニケーション力」（62.0%）、続いて「チームで成果を上げる力」（60.1%）、「非定型的な業務・プロジェクト型業務への柔軟な対応」（59.5%）。
・チーム運営について、「共通の目標や方向性をすり合わせること」（26.3％）や「役割分担の不明確さ」（23.3％）が主要な課題として挙げられる。
【調査リリース】約半数が「5年前よりチーム運営が難しくなった」と回答（株式会社ヌーラボ）
以上がサマリ。ここ5年で「チームワーク」を感じた状況下で仕事を行うことが難しくなっている、とのこと。日々お店の運営を行う皆様も、心当たりはおありであろうか？？
原因として多く挙げられているのが、多様性。昔からよく聞く「最近の若い奴は・・・」という類の言葉も、これに集約される。
ひと昔、ふた昔前であれば、それでも先の言葉よろしくオレに合わせろ的な解釈で、チームが進んでいったかもしれない。ただし、もう時代が違う。今時そんなことを言っていたら・・・白い目で見られかねないのが現状であろう。
大事なのは確かに、最後。目標をすり合わせることや役割を明確にすることか。すり合わせる、というのは今いるひとと向いている方向を同じくすることももちろんだが、採用段階からそこを明確にしつつ、同じ方向を向いているひとを採用する、というのも大事であろう。
兎にも角にも、チーム運営が難しい時代にあることは筆者もそうだと考える。なお本調査結果の詳細は、以下出典のリンク先にて確認可能。お心当たりの大いにある皆様は、一度目を通しておくとよいかもしれない。
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