総合マーケティングビジネスの『株式会社富士経済』が、メニュー施策や利用シーン開拓によるブランド価値向上とDX化によるオペレーションや業務効率の改善により、客単価上昇や客数増加を図る外食61業態の国内市場を調査し、結果を発表。今回は「おにぎり専門店」に関する部分を紹介する。
■独自のこだわりでアピール
2022年以降、拡大基調にあるのが「おにぎり専門店」のマーケット。『おむすび権兵衛』、『ほんのり屋』といったチェーン店を目にしたことがある方も多いだろう。チェーン以外にも、米の炊き方、握り方、具材の工夫などに対する独自のこだわりで存在感を発揮している店舗があなたの街にもあるだろう。国内市場は2024年は2023年比で119.3%、そして2025年も2024年比で114.4%の成長を見込む。
なお、「おにぎり専門店」は「おにぎりをメインに提供する店舗を対象とし、惣菜や弁当がメインの店舗は含まない」と富士経済はしている。

富士経済は2024年を以下のように分析している。
2024年は、ターミナル駅や空港などを中心に出店が増えたほか、メディアを通じて具材のバリエーションの広さが話題になったことで、市場が拡大した。また、米の価格が高騰し、多くの企業が値上げを行ったことも、市場を押し上げた。

さらに、2025年は次のような見通しを立てる。
2025年は、出店エリアや店舗数の拡大によりエントリー層を獲得しているほか、コメダや串カツ田中など他業態からの新規参入もありメディア露出機会が増えているため、市場が拡大するとみられる。また、上位チェーンの海外出店を機に外国人の認知度が高まり、インバウンド需要が増加していることも追い風である。特に駅、空港など、人流が活発な立地への出店が多いことも寄与している。
引用元:https://www.fuji-keizai.co.jp/press/detail.html?cid=25069
※「おにぎりの調査」に関する記事は以下より
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