台湾の医療システムといえば、コロナ禍におけるマスク対応の速さ・的確さを思い出す方もいるでのはないか。概念的には、すでに国民のデータが一元管理されている。そんなシステムの恩恵を私も享受する機会があったので、その利便性を軸に考察してみたい。
筆者は先日、帯状疱疹にかかってしまった。まずは皮膚科に行き、投薬治療。皮膚の症状がようやく収まってきたな、と思った矢先、今度は神経痛が始まり神経科へ。痛みを抱え病院のハシゴである。憂鬱。
診察を受けていると「おや?」と気づくことが。皮膚科での治療や投薬の内容すべてを、神経科のドクターが具体的な日付レベルで言い当てていくのである。そこで私は”カルテ”が病院単位ではなく、国内の医院全体として管理され、それを医師が確認しながら診療にあたっていることに気づく。
これ、何が便利かと言えば、いつ診察を受け、その症状がどうで、どんな薬を処方されて……みたいなことを、患者サイドから申告する必要がない、ということ。特に語学の怪しい私などにおいては、誤解が起きないという点で、その利便性たるや計り知れない。

これこそが、データベース化の力を発揮するポイントである。必要なデータを、取り出すキーとなる情報(この場合は患者)に紐づけて管理することで、容易にその詳細にまでアクセス可能となる訳だ。そして情報の取り出しに際し、間違い・エラーもまず起きない。
これ、別に医療に限らず、日々お店の運営をされている皆さんにおいても適用可能な話である。たとえば来店されたお客様の購買データを同様に管理すれば、同じことが可能になる。また購買商品などからの逆引きで、よく購入されるお客様の属性なども見ることができる。そして、エラーも皆無に。
このように色々なモノをデータ化し管理することで、見えないものが見えるようになり、それがビジネスの先行きを見通す示唆になったり……導入は少々面倒だが、それを補って余りあるメリットを享受することが可能となる。それを改めて、台湾の医療制度に触れつつ再認識することができた。
あとは筆者の体調を回復させるだけ、ですね…ふぅ。
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