私が初めて台湾ビールを飲んだのは、かれこれ15年近く前のこと。第一印象は「味は日本のそれに近いが、アルコール低めで酔わないな」だった。あれから長い年を経て、台湾ビールは随分進化したように思う。今回は筆者の独断と偏見で台湾ビールの、特に進化について語ってみたい。
はじめにー台湾ビールの歴史
台湾ビールの歴史は意外と古く、かれこれ100年以上の歴史があるとのこと。聞けば、ルーツは日本統治時代の「高砂麦酒株式会社」までさかのぼるようで※。日本にルーツがあったと聞いて、なるほど10年前からその味わいが日本のビールと変わらないわけだ、と妙に納得した。
今の印象①=日本のビールと何が違う??
15年を経て、台湾ビールの味わいは相当に進化した。今の台湾ビールを味わってみた結果、筆者の味わいへの感想はこれだ。
確かに、初めて飲んだ15年前から台湾ビールのコクとのど越しは日本のビールと近かった。が、どこか物足りなさがあったのも事実。それが今、ほぼなくなったように思う。
参考まで「酔わないな」の感想と関連するアルコール度数について。15年近く前は、私の記憶が確かであれば3%程度だった度数が、今は5%程度に。この辺りも味わいの変化に影響を及ぼしている・・・のかもしれない。
今の印象②=バリエーションがめちゃくちゃ増えた!!
目に見えて変わったのがこれ。初めて台湾ビールを目にしたときには緑色の瓶・缶しかなかったのが、今やフルーツビールやら何やらetc… ものすごい種類のビールが存在している。
参考まで、かつてはなかったフルーツビールについてであるが、これはビールというより、やさしいフルーツフレーバーのお酒と言った印象。ビールの苦手な女性でもこれならいける! という味わいに仕上げられている。
聞けば台湾ビール、いまでは日本の輸入食品を扱うスーパーなどでも手に入るようになった、とのこと。興味本位で構わない。食の大国、台湾の作った台湾ビール、一度味わってみてはいかがだろうか。
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