現在は、ネットを通じて海外の食生活やファッションの情報が簡単に手に入るようになっている。とは言え、「あなたの知らない世界」はまだまだある。事業に役立つかもしれない事象、あるいはそうとも言い切れない面白トピックスを紹介する!
「常識を疑う」姿勢こそイノベーションには必須etc……、常識を疑う姿勢についての論調は数多くあります。コラムと異なり、このシリーズでは日本の非常識が世界の常識、そんなリアルを紹介していきます。初回は台湾における「うんこと食の関係性」について。
写真を見てビックリされた方も多いのではないでしょうか⁇ はい、格好はれっきとした「うんこ」です(笑)。
日本では古今東西、子供受けする鉄板ネタの「うんこ」ですが、それはここ台湾でも同じ。子供はとにかく「うんこ」が大好きです。で、それを逆手にとって飲食ビジネスにまで活かしているのが写真の例なのです。
もちろん、「味までうんこ味!」、な~んていうことはなく、『大便蛋糕』(ターピェン・タンカオ)というケーキはおいしいチョコレートケーキとして、『便便焼き』(べんべんやき)というカステラはあんこ(うんこじゃないw)の入った、いわゆるおやきとして商品化されています。あくまでフォルムのみを「うんこ化」しているだけなので悪しからず……。
▲ちょっとコミカルな『大便蛋糕』
さて。とは言え、受け手側の印象はとっても気になるところですよね。ちょうど我が家の姪っ子の誕生日にうんこケーキがやってきましたので、買って来たお母さんに感想をたずねてみましたよ。
「ケーキ屋さんのチョコレートケーキだし、子供が欲しがるんだからしょうがないよね(笑)」
なんということでしょう。子供経由で購入を促すマーケティング戦術として、うんこケーキは100点満点であることがうかがえます(笑)。
ちなみにこのうんこケーキ。欲しがった当の本人はもちろん、おじいちゃんから甥っ子まで、家族全員でおいしくいただきました。ワタシも食べましたが、普通のチョコレートケーキでした。好吃!
▲『便便焼き』はあんこが入ったカステラ
台湾の「うんこ×食べ物」の事例、いかがでしたでしょうか? このコーナーではこのように、日本ではなかなかお目にかかれない商習慣を見つけて紹介していきます。
合言葉は「常識を疑え!」。
今後にご期待ください。
◆著者プロフィール◆
SUKESAN/著名メッセンジャーアプリの立ち上げに携わるなど、多くのWEBサービスの立ち上げからサービス成長までを担ってきたプロデューサー。WEB業界歴は20年以上。今は住まいを台湾に移し新たなビジネスの可能性を模索中。趣味:ロードバイク
※SUKESANさんの台湾リポート「割引よりもオマケを選ぶ⁉ 台湾のお買い物事情」は以下より
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