地震や大雨といった災害が、日本のどこかで毎年のように発生している。そして昨日は防災の日。備えあれば憂いなし、ちょうどこのタイミングで、いざという時にインターネットをどう使うのか。そんな調査結果を見つけたので紹介してみたい。
今回紹介するのは、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する高速光回線サービス「NURO(ニューロ) 光」による、災害経験者・非経験者各200名を対象に行った「いざという時のインターネットの使い方」に関するオンライン調査。調査対象に災害経験者を含んでいるところが、より災害発生の実際に即した結果となると思われ、参考になるものであろう。
さて、調査結果を紐解いていくが、ポイントと思われる事項を抜き出すと以下の通りとなる。なお、調査結果の詳細はこちらのリンク(リンク有)から確認いただきたい。
・災害経験者の7割の方が被災時にインターネットの接続状況が芳しくなかったことが判明。
・災害時に在宅していた方の約5割、外出していた方の約8割がインターネット接続に支障をきたしたと回答。
・災害時にインターネットにつながらないと不安になると回答した方は約9割にのぼる結果に。
・その環境下において、災害経験者の多数が「コミュニケーションツールが使えない」ことに不安と回答したのに対し、災害未経験者は「情報検索ができない」ことが不安だろうと予測する回答が多く、“実際の経験”と“未経験ゆえの予測”による不安には乖離が見られた。
NURO 光「いざという時のインターネットの使い方に関する調査 2024」(「ソニーネットワークコミュニケーションズ」調べ)
災害時にインターネットにつながらない、ことがあること。それが不安をあおること、はおよそ想像がつくと思われるが、その不安の中身。ここに乖離があるという事実は非常に興味深い。確かに、実際に災害に遭ったと仮定したとき、真っ先に気になるのは周りの人の安否。コミュニケーションできない=安否がわからない、というのは余計に不安をあおるのだろう。
何度も言うが、備えあれば憂いなし。いざという時、身近なひととどうコミュニケーションを取るのか、今一度確認しつつ大きな不安の種をあらかじめつぶしておくとよいのかもしれない。
※出典:NURO 光「いざという時のインターネットの使い方に関する調査 2024」(「ソニーネットワークコミュニケーションズ」調べ)
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