集客対策

広告宣伝費と販売促進費はどう違う?節税対策になる正しい計上方法

こんにちは。株式会社マックスサポートのメディア担当・橋井です。

事業を営んでいる方が「売り上げを伸ばそう」「集客しよう」と考えたときに「広告宣伝費」と「販売促進費」が思い当たるかと思います。

では、「広告宣伝費」と「販売促進費」の違いをご存じでしょうか?

広告宣伝費と販売促進費の区別に厳密な定義はないというのが実情ですが、もちろん、いい加減に仕分けしていいわけではありませんし、一定の基準に則って記帳しなければなりません。基準となるのは以下のような考え方です。

■ 広告宣伝費と販売促進費の違い

ポイント

・広告宣伝費は認知拡大が目的
・販売促進費は行動促進(来店・購入)が目的

「誰に、何のために行うか」によって分類が変わります。

■ 計上のタイミングに注意!

「広告宣伝費」と「販売促進費」は計上のタイミングに注意が必要です。
ともに「支払った日」ではなく、「広告宣伝を行った時」に計上します。

【広告宣伝費を経費計上するタイミング】
費用を支払った時ではなく、実際に広告宣伝を行ったときに計上します。
例)新聞や雑誌・テレビ等での広告掲載

× 契約を締結したり契約金を前払いしたりしたとき
〇 実際に各メディアに広告が掲載されたとき

出典:税理士法人 武内総合会計

■ 広告宣伝費・販売促進費は節税につながる

広告宣伝費や販売促進費は「販売費及び一般管理費」として処理され、経費に含めることができます。そのため、利益を抑え節税効果が期待できます。さらに、

・集客に役立つ

・売上アップにつながる

というメリットがあり、将来への投資と考えれば必要な費用でもあります。

特に、オープン直後や売上が伸び悩んでいる時期こそ「後から売上で回収する」イメージで活用していくことがオススメです。厳しい飲食業界で生き残るための1つの手段として検討してみてください。

■ まとめ

「販売費及び一般管理費」に含まれる「広告宣伝費」「販売促進費」は、目的によって仕分け区分が異なります。

・広告宣伝費 →お店を知ってもらうための費用(認知拡大)

・販売促進費 →来店や購入につなげるための費用(行動促進)

また、計上のタイミングは支払い日ではなく広告が掲載・実施された日であることを覚えておきましょう。
広告宣伝費や販売促進費は「ただの支出」ではありません。将来の売上につながる投資として活かしてみませんか?

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