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【食中毒に注意!④】ノロウイルスの感染を防ぐには兎にも角にも手洗いが大切!!


食中毒という単語は飲食店の経営者としては耳にもしたくないかもしれないが、注意喚起のためにも、農林水産省のHPに掲載されている注意すべき菌に関する情報を抜粋してリポートしている。今回は、ノロウイルスを紹介する。

■昨年は8月に大規模な集団食中毒

 厚生労働省によると、2024年の食中毒発生件数は1037件。前年より16件増加し、3年連続で増加している。今回、取り上げるノロウイルスによる食中毒の患者数は8656人となっており、最も患者数の多い物質となった。冬場(11月~3月)に患者数が増えることが知られているが、昨年の8月には大分県の飲食店で大規模な集団食中毒が発生し、595人がノロウイルスに感染。一年中、注意を怠らないほうが良さそうだ。
 農林水産省のHPには予防のポイントとして「兎にも角にも手洗いが大切です!」とある。また、注意点として以下のことを挙げている。

調理器具の消毒もしっかりと!
調理器具やキッチンは常に清潔にしましょう。
洗浄後に煮沸消毒をするか、塩素消毒液を使うことが有効です。
塩素消毒液の作り方や消毒方法は、厚生労働省の「ノロウイルス食中毒対策リーフレット」[外部リンク](厚生労働省)で詳しく紹介されています。
しっかりと中まで火を通して食べる!
生食用以外の二枚貝を食べるときは、中までしっかりと火が通るまで加熱しましょう(中心部を85~90℃で90秒間以上)。

冬に食中毒?ノロウイルスの予防と対処法

 また、主な症状や対処法としては以下のように書かれている。

おもな症状
食後1~2日で、おう吐や激しい下痢、腹痛などを起こします。
幼児や抵抗力が落ちている人では、症状が重くなることもあります。
もしかかってしまったら
まずはお医者さんに診てもらいましょう。
自分で勝手に判断して薬を飲むのはやめましょう。
下痢やおう吐をしたら脱水になることがあるので、しっかりと水分を取りましょう。
おう吐で水分が取れないときや、脱水症状がひどいときはお医者さんで点滴してもらいましょう。

冬に食中毒?ノロウイルスの予防と対処法

 感染を広げないためのポイントは「体調が悪い時は調理をしない、させない」。また、ノロウイルス感染者のふん便や吐しゃ物などが感染源になるため、食中毒になった人の汚物処理を正しく行うことも欠かせない。

出典:冬に食中毒?ノロウイルスの予防と対処法

引用元:https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/f_encyclopedia/anisakis.html

※「アニサキス症」に関する記事は以下より

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