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「混雑状況の可視化」から見える未来とは?

テクノロジーの進化により、人流に関する様々なデータが得られるようになった昨今。本メディアでも人流データに関する情報を何度か提供してきた。今回は混雑状況を可視化する話。これ、皆さまのお店の運営にも有益なものとなりそうなので、その先の未来を一緒に紐解いてみよう。

ここでまず紹介するのは、大和自動車交通株式会社による「タクシー乗り場のリアルタイム混雑可視化」実証実験に関するプレスリリース(リンク有)。ざっくり内容を説明すると、都内の特定タクシー乗り場にカメラを設置。その映像データを取得・解析し、アプリ上で情報提供していこうというものだ。

<実証イメージ>
「タクシー乗り場のリアルタイム混雑可視化」実証(大和自動車交通株式会社)

「ああ、確かに便利だね」と思う一方で、これが実現できたらいろいろな方面に応用しつつもっと便利な利用も可能になりそうだ。

たとえば、ランチタイムの食堂を想像してみる。当然、人気のお店は長蛇の列で、とても昼休みの時間帯に食事を終えられるものではない。とはいえ、店を探す時間も限られる。というわけで、人気のお店の近くの適当なお店にIN…というのはよくある話ではないか??

こんな状況で、もしお店の混雑状況が可視化されていたならば。アプリでそれをチェックしつつ、お昼に出かける前段階から「じゃあどこにいこう?」「お! ここ空いてるな!!」ってことができてしまうわけだ。便利。

当然、これの実現にはいくつものハードルがあるのだが。今日日、店内には監視カメラが付いていることが多いと思われるため、画像データを取得するベースは整いつつあるようにも見える。もしかしたら、そう遠くない未来に実現している・・・かもしれない。

昨今のテクノロジー進化のスピードは驚くほど速い。「いやー、そんなことできないでしょ!」なんていう既成概念は早々にぶち壊されるのが今の時代だ。
便利な未来を想像しつつ、それに向けた事業戦略を描いてみる。これ、案外無駄にならない時間の掛け方なのかもしれない。

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