「あ、なるほど」と思わせる商品名や「なんだ」と思わせる店名で人の目を引くのはマーケティングの常套手段だが、思い込みだけだったり、身勝手すぎたりするネーミングは受け入れてもらえないだろう。ネーミングの一例を紹介する。
『痛風鍋』と聞いてあなたはどのように思うだろう?
株式会社Globridgeが運営する『魚バカ一代』新橋本店が提供している鍋のネーミングだ。痛風に苦しんでいる方には申し訳ないが、痛風の原因となるものには美味しいものが多いのは事実。「この名前、どうなの?」と思う一方、美味しそうな具材が山盛りなのだろうと想像してしまう。
メイン食材の「あん肝・白子・牡蠣」は、信頼している卸業者さまより毎日入荷しており、どれもひとつひとつが大きく新鮮で、食べ応えも抜群です。数種類の味噌をブレンドしたコクたっぷりのスープの中で、あん肝・白子・牡蠣の旨味が三位一体となり濃厚でクリーミーな味わいに。〆には、うま味がたっぷりと閉じ込められた雑炊で、余すところなく旬の味覚をご堪能いただけます。ぜひ、辛口の日本酒と合わせてお楽しみください。
からだに悪いとわかっていても食べたくなる、罪悪感に勝る美味しさのグルメを「背徳グルメ」と呼ぶ文化も浸透して参りましたが、当店の痛風鍋は、鍋1つで1日の推奨プリン体摂取量を大幅に超える、まさに「冬の背徳グルメ」。
罪悪感に勝る美味しさ!「痛風鍋」は旨味たっぷり背徳グルメ!
実際、運営会社は上記のように謳っている。
実は同社の背徳グルメは痛風鍋だけではない。『痛風牡蠣』もあるという。
魚バカ一代の提供する、インパクト抜群の「背徳グルメ」は鍋だけではありません。生牡蠣にウニといくらを乗せた「痛風牡蠣」は、一年を通して人気の逸品です。使用する牡蠣は、その時期に一番美味しい品種を新鮮さを保った状態で仕入れているため、いつでも安心して生の状態でお召し上がりいただけます。
鮮度抜群の「痛風牡蠣」と日本酒のマリアージュは言わずもがな。牡蠣が旬を迎えるこの時期に特におすすめのメニューですので、ご来店の際にはご注文をお忘れなく。
罪悪感に勝る美味しさ!「痛風鍋」は旨味たっぷり背徳グルメ!
チェーン店だからこそできるチャレンジなのだろうか? それとも個人店も商品名や店舗名で攻めるべきなのだろうか? あなたのお店に攻めた名前の商品やサービスがあれば、教えてほしい。
※ネーミングに関するコラムは以下より
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