AI搭載型の店舗情報発信・分析プラットフォーム『STOREPAD(ストアパッド)』を運営するイクシアス株式会社が、20代〜60代の男女1,000人を対象に「飲食店の利用実態に関するアンケート」を実施。結果から見えてきたのは、飲食店はリピーターを育てることに注力すべき、ということだ。
■「新しい店には行かない」が30%以上
1000人の男女に聞いて「直近3カ月で外食をしたのは635人」という結果(「イクシアス(株)調べ」)が出た。4割近くが3カ月以上も外食していないことになる。皆さんの感覚とくらべて、どう感じるだろうか。
一方で、635人に対する追跡調査では、94.5%が月に1回以上外食をしており、頻度は「月に2〜3回程度」という回答が28.7%を占めて最も多かった。続くのは「週に1回程度」(23%)や「月に1回程度」(20%)。習慣がある人たちの4人に1人近くが、週に一度の頻度で外食をしているというデータが出ている。

飲食店関係者に注目してほしいのは次の質問と回答。直近3カ月以内で外食した人(635人)に、「飲食店の新しいお店を開拓する頻度」を聞くと、31%が「新しいお店には行かず馴染みのお店を利用している」という結果で、42.1%の人は「(新規開拓は)2~3カ月に1回程度」と回答。リピーターや常連客の重要性は飲食店に限らず、店舗経営においてよく説かれるポイントだが、それが今回のアンケートでも確認できる。

最後に調査元によるレビューも紹介しておこう。
消費者が新しい飲食店を開拓する頻度には大きな差があり、全体の約30%が「新しいお店を開拓していない」と回答しています。これは、飲食店が一部の消費者にとって「認知不足」や「魅力の訴求不足」といった課題を抱えている可能性を示しています。また、この層は行き慣れた店舗に安心感を抱いている、あるいは新しい店舗を探すことを「手間」と感じていることが背景として考えられます。
さらに、新規店舗の開拓に消極的な消費者は、「保守的な傾向」が見られる一方で、ロイヤルカスタマーとして既存店舗に対する高い忠誠度を持つケースも考えられます。この層へのアプローチには、積極的なマーケティングよりも既存店舗の価値を強化し、信頼を深める施策が有効です。一方、新規開拓に積極的な層は、「好奇心」や「新しい体験への関心」が強いことが伺えます。この27%の層をターゲットとする場合、SNSを活用した話題性のあるプロモーションや、口コミを通じた魅力発信が効果的であると考えられます。
〜イクシアス株式会社によるアンケート調査結果〜
◎調査概要
調査目的:飲食店利用に関する意識・利用実態をとらえる
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:全国、20〜69歳の男女1,000人
調査日:2025年1月21日
調査機関:Freeasy
※図表内の%の値は小数第 2 位を四捨五入しているため、差分や合計値において、単純計算した数値と合致しない場合があります。
※引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000116281.html
※「常連客大事にする」に関する記事は以下より
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