国内最大級の法人向けフードデリバリーサービス『くるめし弁当』を運営する株式会社くるめしが「オフィスでの飲食シーンの実態調査」と題して、オフィスでの懇親会に関する調査を実施。現状を紹介しながら集客のヒントを探りたい。
■「飲みにケーション」が復活傾向⁉
コロナ禍やリモートワークの普及、そして若者の「宴会嫌い」によって「飲みにケーション」の場が減ったと言われており、そうした傾向は飲食店にとってはマイナスに働いてきた。だが、近年では出社を促す企業も増えている。
まず、「働き方」に関する調査は以下のようになっている。

現在の出勤スタイルについて、71.1%がフル出社(週5出社)と回答しています。企業規模ごとにみると、中小企業のフル出社率が最も高く77.5%。ハイブリッドスタイルを取り入れているのは、大企業が最も多く25%、フルリモートではスタートアップ・ベンチャー企業が最も多い15%という結果でした。
大企業では「社員間の交流」、スタートアップでは「社員の満足度向上」を目的にオフィスを会場とした懇親会を開催
一方、「職場のコミュニケーションの不満点」を聞くと、以下のような回答割合になった。

まずは、店舗が位置するエリアに存在する企業の傾向を分析してみてほしい。中小企業が多いエリアではフル出勤が多くなっているようだ。大企業では25%が出勤とリモートを併用するハイブリッドスタイルを採用。出社している会社員をメインターゲットにすべきかどうかが、エリアによって判断できるだろう。
そして見逃せないのが「コミュニケーションの不満点」に対する回答。「交流が少ない」「気軽な会話(雑談)が少ない」「懇親会の回数が少ない」という意見には飲食店の需要が隠れているとも言える。積極的に「会社の懇親会」を誘致するようなアプローチを採って集客力アップにつなげるのはいかがだろう。
◎調査概要
「オフィスでの飲食シーンの実態調査」
調査対象:全国、20歳以上~59歳の男女 600人
調査方法:インターネット調査
調査実施時期:2025年4月
※各グラフの数値は、小数点第2位を四捨五入のうえ表記しているため、合計が100%にならない場合がございます。
※リリース内の企業規模の定義は下記としています。
スタートアップ・ベンチャー
中小企業=資本金5,000万円~3億円以下・従業員50人~300
大企業=最終業年度の資本金が5億円以上または負債200億円以上・従業員1,000人以上
※「ノンアルコールを飲む理由」に関する記事は以下より

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