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【リサーチ】2025年5月の飲食店における支払い方法を調査! 依然としてクレジットカードが強さを発揮


“ともに創る、おもてなしの一歩先を。”をビジョンに掲げる『ポスタス株式会社』が、2025年4月度の飲食店売上動向についてPOSデータを基に集計し、結果をとりまとめた。キャッシュレス決済に関する部分を引用してお届けする。

■最強の支払方法は現金⁉

 キャッシュレス決済の普及が加速しているというニュースを耳にすることが増えている。また、そうした状況を実感する利用者も多いだろう。確かに、下のグラフを見ても50%以上がキャッシュレス決済になっている。が、約48%が現金であり、決済手段としてはその地位は揺るがないとも言える。
 一方、キャッシュレス決済、特にクレジットカードが強みを見せる分野があるということがうかがえる。それは、寿司、鉄板焼き、フランス料理。高額になりがちな料理を食べる時にはクレジットカードを使うのだろう。

・ジャンル別に見ると、28ジャンル中19ジャンルでキャッシュレス比率が50%を超える。また、コード決済比率が高いサラダ店では、その比率が17.1%を占める。
・キャッシュレス決済に占める各決済手段の比率をジャンル別に見ると、クレジットカードの比率が高いのは寿司と鉄板料理で、いずれも90%を超える。コード決済の比率が高いのはラーメン・持ち帰り販売で、40%を超える。
・業態別にみるとキャッシュレス決済比率は、持ち帰り以外の業態で3月度から4月度にかけて増加した。専門料理は60.1%と業態の中で一番比率が高い。
・決済方法は、現金が47.2%で前月に引き続き第1位となった。
キャッシュレス決済の内訳は、クレジットカードが79.2%、次いでコード決済が15.1%となった。
業態別で見ると、キャッシュレス決済利用が最も多いのは専門料理で、前月から0.6pt減少し、50.0%となった。

 また、キャッシュレス決済比率を比べると、日本ではクレジットカードが依然として圧倒的なシェアを占めていることが分かる。続くのはコード決済。支払額が1000円くらい、あるいは若い人が買いに行きそうなカテゴリーでシェアを広げているようだ。

 今回の資料から分かるのは業態によって適しているキャッシュレス決済がある、ということだろう。キャッシュレス決済導入に際して参考にしてほしい。

◎調査概要
集計内容:飲食店 売上月次推移(前年対比)、エリア別売上週次推移(前年対比)
集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店
集計期間:<2021年売上>2021年4月1日~2021年12月31日
     <2022年売上>2022年1月1日~2022年12月31日
     <2023年売上>2023年1月1日~2023年12月31日
     <2024年売上>2024年1月1日~2024年12月31日
     <2025年売上>2025年1月1日~2025年4月30日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計

◎ポスタスとは?
ポスタス株式会社は、2013年5月のサービス提供から、有償モバイルPOSレジで国内トップクラスのシェアを誇るまで成長したクラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」の事業を、パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社より承継する形で、2019年12月2日に設立した。
https://www.postas.co.jp/

※「仕込み代行」に関する記事は以下より

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