以前、台湾の路地裏の人気店の秘密を記事にしてお伝えした。巧みにSNSを利用して来店増につなげようとする施策はSNSによる集客のお手本のようであった。ところで、台湾の路地裏にある名店はそんな今を生きるようなお店ばかりではない。いわゆる「正統派」のお店だって路地裏で人気を獲得している、というのが今回のお話。
さて、冒頭画像の住宅街の一角に今回紹介するお店があるのだが。みなさん、どこにお店があるかお分かりになるだろうか??
そばまで行くとわかるのだが、実際こんな感じ。

このとおり、お店のそばまで来ないとわからない。
ところが、中に入れば立派な雰囲気の良い空間が広がっている。そしてお客様でいっぱい。筆者が訪れた際、席は残り1つで満席。その後もお客様の足が途切れることはなかった(何組か、満席でそのままお帰りになる方も)。


さて、このお店はどうやら本格コーヒーとデザートを売りにしたお店の様子。特にコーヒーは、さまざまな産地のものを取り扱い、お客様に提供している様子だ。

ズラリと並ぶ世界のコーヒーたち。筆者は7番の阿里山のコーヒー(お茶ではない!)を頼もうとするも、直前で売り切れたとのことだった。残念(それだけお客様が来ている、ということ)。

スイーツもこのとおり。コーヒーに合う甘さの加減が絶妙で美味であった。
さてこのお店、以前紹介したようなお店のようにSNSを効果的に活用して、というのは筆者の見る限りではあるが見られなかった。それどころか、お店のインスタ等SNSのアカウントも存在しない様子。WEB戦略においては、以前紹介したお店の対局に位置するようなお店だ。
一方で、このお店を紹介する人の多いこと、といった印象。自然発生的に、その良さを伝えたい、そう思うお客様が多いお店と言えるのかもしれない(実はインフルエンサーマーケティングをしている、のかもしれないが)。
所変われど、本質を突き詰める、という王道を行くことでしっかりと人気を獲得できる。そんな好例であると見えた。
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