リポート&リサーチ

「同一ブランドの産地違い」なんて、比べたくなるのが性⁉ 比較を味方にビジネスを

日本にも日本酒飲み比べ、なーんてものがありますが、同じようなことをここ台湾で見つけたのでご紹介。対象となるものは、日本でもおなじみハーゲンダッツ。ここ台湾には日本製とフランス製、2種類のアイスが存在するようで。そんな2つのハーゲンダッツから見えたことを、つらつらと綴っていきます。

ここ台湾には2種類のハーゲンダッツが存在しました。私もつい最近知ったのでびっくり。早速コンビニに直行し、その実際を確認しつつそれぞれ購入してきたところが冒頭の写真。

以下のとおり、日本語のない方(左)はMade in FRANCE。

▲法國と書いてあるのが、フランスです
 

日本語書いてある(右)のが、Made in JAPAN。

▲群馬県、まで書いてある。細かいですねー
 

ちなみに、筆者が目論んだのは「食べ比べ」。だって、出自の違う同じハーゲンダッツがあれば、どっちが美味いか食べ比べたくなるのが、人の性ですよね。だから日本酒飲み比べ、なんて商品が存在するんですよ。

結論から申し上げますと、どちらが美味しい、という感想はなく「どちらも美味しい」。それもそのはず、日本製、フランス製それぞれおよそ以下のような棲み分けができており、単純比較が難しい状況なんですね。それに、そこに有意な差を作らないのが、確固たる「ブランド」ってものですから。

  • フランス製:バニラ、チョコレートなどの定番フレーバー
  • 日本製:抹茶○○、コーヒークッキーサンデー(筆者が食べた)などの企画商品

ちなみに、お値段は日本製の方が2割ほど高額でした(企画商品だから??)。

こういう「○○比べ」的な商品、すでに日本でも日本酒飲み比べ(久保田の百寿、千寿、万寿とか定番ですね)ってものがありますが。やっぱり同一ブランドなど「同一〇〇の△△違い」的な商品って、比べたくなるのが人の性、ってことを身をもって理解した次第でして。

皆さんのお商売においても、もし同様の食べ比べ・飲み比べなど、比較のできる商品があれば、試してみるのも面白いのではないでしょうか。

※「台湾の路地裏の名店」に関する記事は以下より

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

RELATED

PAGE TOP