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コラム

【連載⑤】売上を伸ばしている飲食店がやっていること==お店に対するフィードバックの収集と改善==


 人間誰しも、他人からどう見られているのか、が気になるもの。50目前の私だって、大なり小なり、気になりますよ(笑)。
 と、個々人のお話はさておいて。よそからの評価って、ビジネスの面では大なり小なりではなく、大いに気にしておくべきことになりますよね。この記事を見ている多くの方も、日々ご自身のお店の評価を気に留めつつ、店舗運営に当たられていることと思います。
 そんな中、改めてワタシごときが話をするのも何ですが、今回は売上を伸ばしている飲食店ならばやっているであろう、お店のフィードバックの収集方法4つを紹介します。特にWEBを使用した情報収集(後半2つ)は、収集した情報を元に改善に当たる際にも、情報整理の観点からも有効な手段だと考えます。知らなかった、使ってなかった、という方がいたら、ぜひ試してみてください。

1.お客様との対話

 まず挙げるのが、これ。WEBの世界に長くいるワタシにとっては、リアルなお店を持つことの大きなメリットでもあると考えています(WEBの世界では何より、お客様の生の声を吸い上げるのが一番難しい‼)
 店舗運営される皆様はおそらく、ワタシなどよりはるかにコミュニケーション能力も高いと思います。それを活かして、お客様とのさりげない会話の中からまずはお店に対するフィードバックを吸い上げてみてはいかがでしょうか。
 あとくれぐれも、得られたフィードバックは記憶するのではなく、記録しておくことを忘れずに。人間の記憶力は本当にあてになりませんから、忘れる前に記録しておくことをおススメします!

▲来店者との会話は重要な接触ポイント(Andrea Piacquadio/Pexels)

2.アンケートシート(紙)の作成と活用

 アンケートシートを作成し、テーブルの上などお店の中に置いておくというのも有効な手段。こちらもやっているお店が多いと思いますが、お客様が気づいた・気が向いた瞬間に手に取れる場所にシートが準備しておくことでフィードバックをもらえる機会創出につながるのではないでしょうか。

 私自身の「お客」としての経験上、アンケートに答えてくれたらコーヒー一杯無料、などのプレゼントとともに実施するとより効果的かと考えます(あのスタバもやってますからね!)。

3.WEBツールの活用(Google Formなど)

 前の2つはどちらもリアルなコミュニケーションの中からのフィードバック収集。この場合、改善策を練るにあたり、使用できるデータとしてまとめるための「データ化」というひと手間を加えなければなりません。このための時間を確保するのは、お店としてもしんどいはず(なので前の項で「記憶でなく、記録に残す」と加えさせていただきました)。
 そこで活用したいのが、無料で利用可能なWEBツールです。特に「Google Form」などは、「Googleアカウント=Gmailのアドレス」があればカンタンにアンケートフォームを作成することが可能。作成したアンケートフォームのURLをQRコード化するなどしておけば、スマホさえあれば誰でもカンタンにアンケートフォームにアクセスすることが可能となります。
 おまけに、収集した回答は自動的に「Googleスプレッドシート≒エクセル化」されるので、収集したお客様の声を自分でデータ化する手間も不要。使わない手はありませんね‼

▲適切なレビューを得られる方法を見つけるのも事業成功のカギの一つ(Matheus Bertelli/Pexels)

4.Googleビジネスプロフィールなど、デジタルプラットフォームのレビュー活用

 最後にご紹介するのはこちら。GoogleビジネスプロフィールなどWEB上に公開されているデジタルプラットフォームのレビューを活用します。Googleや、飲食店であれば『食べログ』や『ぐるなび』など、多くのユーザーが使っているプラットフォームを活用すれば、お客様の声をより多く収集することが可能となります。
 これらのレビューはお客様がお店選びをする際の判断材料として活用されるだけでなく、お店の経営をする側が自身のお店をブラッシュアップするための貴重な情報源としても活用できます。一度登録をしておけばお店のPRもできると同時に、お店に対するお客様の声を収集することも可能と、まさに一石二鳥のツールですね。
 一方で、大前提として登録したお店の情報が一般の方から「よく見える」状態に最適化をしておくことが必要。特に、多くのユーザーが毎日利用するGoogleビジネスプラットフォームについては『株式会社マックスサポート』(のGS)も活用のご支援させていただいておりますので、ご興味ある方はぜひご一報いただけますと幸いです。

 いかがでしたでしょうか? 
 お店に対するフィードバックを収集することはもちろん、もらったフィードバックを改善に向けて使用するまでを効率よく行なえる。そんな観点で見てみると、リアルな情報収集とWEBを使用した情報収集、双方をうまく活用することが必要ではないかと考えます。今回ご紹介したツールは基本、無料で利用できるものばかり。「これは!」と思ったあなた、早速利用されてみることをおすすめします‼

 ご精読ありがとうございました!!

◆著者プロフィール◆
SUKESAN/著名メッセンジャーアプリの立ち上げに携わるなど、多くのWEBサービスの立ち上げからサービス成長までを担ってきたプロデューサー。WEB業界歴は20年以上。今は住まいを台湾に移し新たなビジネスの可能性を模索中。趣味:ロードバイク


SUKESANさんの連載④は以下より

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