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コラム

【連載②】店舗の集客に向けたWEB施策==話題のキャンペーン事例からWEB集客に活かせるヒントを探る==

 店舗運営において、WEB集客を活用するのは非常に効果的なこと。自社のホームページやブログを活用したり、Instagram、TwitterなどのSNSを活用したりして顧客にアプローチし、成果を挙げている店舗様もいらっしゃると思います。

 その一方で、ホームページやSNSを持ったはいいが、なかなか成果につながらない、という店舗様も数多くいらっしゃいます。一体どうしたら成果につながるのだろう⁇

「この記事ではWEBを使った集客でなかなか成果につながらない」という店舗様に向けて、SNSを使ったキャンペーンを中心に異業種を含めて話題となった事例を分析。WEB集客に活かせるヒントを抜き出してみたいと思います。

1:店舗の集客に向けたWEB施策/アカウントのフォロー、サービスや商品に関する投稿を促進し認知を獲得する

 当たり前ではありますが、あらゆるキャンペーンには以下のような「参加資格」があります。
・SNSアカウントをフォローする
・対象となるサービスや商品に関する投稿をする

 これを片方、および両方行なってもらう、ということはすべてのキャンペーンで行なわれています。特に後者、投稿については「twitter=対象投稿のリツイート、およびキャンペーン用のハッシュタグの使用」、「Instagram=キャンペーン用のハッシュタグの使用」を条件とするなど、SNSの機能や特性もしっかり考慮しておく必要があります。

2:店舗の集客に向けたWEB施策/フォローや投稿をしてくれた方への「プレゼント=報酬」を準備する

 一般のお客様にいきなり「キャンペーンに参加してください!」、「フォローしてください!」、「投稿してください!」と言っても、なかなか実施してはくれませんよね。それはどんな大企業のキャンペーンでも同じ。すべてのキャンペーンにおいて、参加にあたっての報酬が必ず準備されているものです。

3:店舗の集客に向けたWEB施策/プレゼント内容や投稿内容など、キャンペーン効果の最大化に向けてもう一ひねり

 プレゼント等の報酬をフックにアカウントフォローや投稿を促すキャンペーンは、非常に多くの店舗・企業などで実施されています。各事業者は、その中でも目を引き、興味を持ってもらい、多くの参加を促すために各社工夫を凝らしたキャンペーンを実施しています。

 例えば、プレゼントの提供に「規定数の『いいね』を超えたら」といった条件をつけ、キャンペーン参加者自らがフォロワー等へ告知するように促進。結果として大きな認知につなげる、といった手法はSNSの特色を活かしたものだと考えます。

 またキャンペーンの実施効果を認知促進のみに留めず、投稿で新メニュー等のアイディアを募ったり、自社の店員をインフルエンサー化しようと試みたりなど、キャンペーン実施効果をより大きなものにしようとする内容も見て取れました。

▲いろいろな手法を考えて事業に合致したアプローチを採用するのが理想(Roberto Nickson/pexels)


4:キャンペーン事例

 以下は筆者が見た中で、おもしろい工夫をしているなと思ったものです。ポイントとそのキャンペーン内容へのリンクを書き出しておきましたので、併せて確認いただきつつ、各店舗でのキャンペーン実施の一助としていただければ幸いです。

・「いいね」やリツイート数が規定数を超えたら、あるいは投票で1位になったら、報酬提供⇒参加者によるキャンペーンの拡散促進(https://www.instagram.com/p/Crk86DPszJr/
・美容部員が紹介しているメイクをリツイートしたら、報酬提供⇒社員、関係者までの認知促進、インフルエンサー化(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002140.000005794.html
・コラボ先や食べたいメニューをツイート⇒アイディア募集
https://twitter.com/gamera_info/status/1380354984194101252/photo/1
・報酬として実施企業が、「投稿数×●円」を寄付⇒社会貢献を通じた参加促進
https://www.instagram.com/p/CQfYYUXj9WY/
・著名人と共演⇒ファン心理をくすぐる&名誉獲得による参加促進
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000081021.html
・流行のハッシュタグを活用⇒流行を取り入れることによる参加促進
https://www.avocadosfrommexico.jp/news/8740

5:まとめ

 SNS等が発達し、個人レベルでの情報発信が容易に行なえるようになったとはいえ、「では、何を発信すれば店舗への来店を促進できるのか?」というコンテンツの部分で頭を悩ませる経営者の方は多いと思います。

 一方で、成功しているWEB集客事例はすでに数多く存在しています。分からない時にはまず成功事例をまねてみる。これはWEBの業界に限らず、どこでも当たり前に行なわれていることです。

 まずは成功事例をまねる。そして、結果を見ながらそれぞれの店舗の勝ちパターンを見つける。これを繰り返すことで、店舗のWEB集客における大きな成功事例にまで高めていかれることを期待しています。

 ご精読ありがとうございました。

※具体的なキャンペーン事例に関しては以下URLを参照。内容確認の上、一部を抜粋して使用した
https://balance.bz/magazine/category/campaign/sns-campaign2022/

◆著者プロフィール◆
SUKESAN/著名メッセンジャーアプリの立ち上げに携わるなど、多くのWEBサービスの立ち上げからサービス成長までを担ってきたプロデューサー。WEB業界歴は20年以上。今は住まいを台湾に移し新たなビジネスの可能性を模索中。趣味:ロードバイク


連載の1回目はこちらから

SUKESANの「うんこ味のケーキ?」と題したコラムは以下より

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