『StorePro』が20代〜60代で日常的にキャッシュレス決済を利用している人を対象にキャッシュレス決済非対応の店舗が招く機会損失の実態調査を実施。店舗に与えている影響を知ろう。
■QRコード決済が日本でシェア拡大した理由
「消費者の印象と購買行動を知ろう!①」では、「普段よく利用している決済手段は何ですか?」という質問に対する回答を紹介。『QRコード決済(PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAYなど)(76.4%)』が最も多く、その次が『クレジットカード(74.5%)』となっていた。日本においてキャッシュレス決済の主力だったクレジットカード決済をQRコード決済が近年、猛追して追い越した背景には以下のようなことがあると言われている。
・スマホ一つで完結
財布不要、アプリを開いてスキャンするだけ。特に少額決済に強く、コンビニや飲食店での利用が拡大
・ポイント還元キャンペーン
PayPayや楽天ペイなどが実施した大規模な還元施策が、利用者の関心を高めた
・非接触ニーズの高まり
コロナ禍で「触れない決済」が求められ、QRコード決済がそのニーズにマッチ
なお、今回の調査では「キャッシュレス決済を利用する主な理由」に対する回答は以下のようになっている。
『ポイントが貯まり、お得だから(71.5%)』が最も多く、次いで『会計がスムーズだから(68.7%)』『財布を持ち歩く必要がないから(32.4%)』となりました。
「お得さ」と「利便性」がキャッシュレス決済を利用する動機となっているようです。特に、ポイント還元による経済的メリットへの期待が最も高く、次いで「会計のスピード」が行動選択に直結しているようです。また、財布を持ち歩かずにすむ点や現金不足時の安心感も一定の支持があります。
よく利用する決済手段は「QRコード決済」「クレジットカード」。選択動機は「お得・スムーズ」
さて、次の質問と回答を紹介しよう。
■普段よく利用している決済手段は何ですか?

「普段よく利用している決済手段」を年代別でも見てみたところ、QRコード決済とクレジットカードの利用率にやや年代差が現れており、20代~50代まではQRコード決済の利用率が高く、60代ではクレジットカードの利用率が高くなりました。
QRコード決済は若手層に積極的に利用される傾向があることがわかります。
◎調査概要
キャッシュレス決済非対応の店舗がまねく機会損失の実態調査
【調査期間】2025年8月13日(水)~2025年8月15日(金)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,000人
【調査対象】調査回答時に20代〜60代で日常的にキャッシュレス決済を利用していると回答したモニター
【調査元】StorePro(https://store.cloudil.jp/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
【出典】StorePro https://store.cloudil.jp/news009/
※「キャッシュレス決済導入のメリット」に関する記事は以下より
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