都内屈指のコリアンタウンとして知られている新大久保(新宿区)。数々の韓国料理店や韓国フード、そしてコスメの売店が軒を並べる風景はとても日本とは思えない。今回は、商品開発のヒントが溢れる新大久保の各店の中から、POKEの食べられる韓国料理店を訪れた。
■「CHOICE SET」(チョイスセット)は2品か3品
店舗の前を通るたびに「工事中なのかな?」と思わせられる店舗がある。いつになったら看板に店名が入るのかなと思いつつ、ある日、調べてみると『かんばんないや』という店名。「ないのは店名であって、看板ではないでしょう!」という言いがかりはやめ、ランチで訪れた。
「CHOICE SET」(チョイスセット)は2品か3品を決め、さらに食事、肉類、スープを選ぶシステム。自分で選んで完成させるという楽しさがある反面、組み合わせが多くて悩む人も多そう。しかも同じ「類」から2つ選んでもいいというのが悩ましい。つまり、食事2種類、あるいは「食事2種類+肉類」というオリジナルの「がっつりセット」もOKなのだ。




迷いながら2つのランチを注文。一つは「ちび巻き」「豚プルコギ」「スンドゥブチゲ」という3種類構成(下の写真)にして1,380円なり。無論、『パンチャン』(おかず)も付いている。「ちび巻き」は名前の通り小さいため、物足りないと感じる方が多いかもしれない。がっつり食べたいのであれば、おかわり自由なライスを選択することをお勧めする。

■POKEって知ってる?
もう一つは2種類にし、「鶏肉ポケ」と「キムチチゲ」で980円(下の写真)。POKE(ポケ、あるいはポキ)は、ハワイ発祥の料理であり、ハワイ語で「切る」という意味の「ポケ」に由来している。主に生の魚を小さく切って調味料で和えた料理。それを韓国風にアレンジしたものが『かんばんないや』では食べられる。野菜たっぷりご飯は少なめなため、ヘルシー志向の方にいいかも。



▲思わず笑ってしまいそうになる内装
実は、『かんばんないや』は新大久保では珍しく、鉄板焼きで鶏肉が食べられる。しかも、鶏肉の希少部位を揃ている。豚肉もあるので、いろいろ食べたい方にはお勧めだ。目印は店頭の豚!

※『かんばんないや』のインスタグラム
https://www.instagram.com/kanbannaiya/
※「済州島生まれの話題のベーカリー」に関する記事は以下より
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