事件費の高騰などを受けてキャッシュレス決済導入、さらには店舗の人員削減が進んでいる。今回、紹介するのは洗車場の事例。DX技術とサブスクリプションで集客に成功しているようだ。
■生成AIとスマホを活用
無人・サブスク型洗車場「ふるーる洗車®」を展開する株式会社京南(本社:東京都昭島市、代表取締役:田澤孝雄)が、2025年7月26日にオープンした「洗い放題.com® 多摩永山店」において、サブスクリプションの会員数が700名を突破したとリリース。この店舗では、生成AIカメラによる車番認識による入退場管理、スマホ決済による完全キャッシュレス対応、YouTubeライブによる混雑状況の配信など、DXを活用した快適な洗車体験を提供している。オープンから約2カ月半で想定を大きく上回る会員数に達したという。
主なストロングポイントは以下の通り。
・生成AIカメラによる車番認識によるスムーズな入退場(DX技術)
DX技術×サブスク洗車 地域密着で多摩エリアの新しい洗車文化を創出。今後さらに首都圏での店舗拡大を予定。
・スマホだけで完結する月額制サブスクモデル
・YouTubeライブでの混雑状況配信による利便性向上
・キャッシュレス対応
・ドミナント戦略による地域ブランディング(八王子店、昭島拝島店、福生店、多摩永山店、草加柿木店(FC店))
・リッチアクティブパーソンへの認知拡大※
・多摩市・八王子・稲城エリアからのアクセスの良さ
※「リッチアクティブパーソン」とは、手間を掛けずにいつも車をきれいにしたい利用者層のこと

コインランドリーの利便性アップを紹介した記事にもあるが、ストレスなしにサービスを受けられる状況になければあらゆる事業が生き残れない時代が目の前に来ているようだ。DXやサブスクリプションなどの導入は業態によって難しい面もありそうだが、例えば「混雑具合」を定期的にSNSにアップするだけでも集客に効果がありそうだ。
※「無人接客&受付管理&スマート決済もオシャレに」に関する記事は以下より

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