9月といえば秋の入口。のはずだが、近年はまだまだ暑く夏のよう。そんな中、気候の面から見ても発想面から見ても、実に”COOL”な廃材の利活用方法を見つけたので紹介してみたい。
今回紹介するのは、株式会社オンテンバーが提供する『氷のあそびば』というサービス。プレスリリースによると、スケート場の整氷作業で発生する「雪のような質感の氷」をお子様のプレイスペースや熱中症対策、撮影・イベント用小道具などとして提供するもの、とのこと。
スケート場の氷を活用した『氷のあそびば』を提供開始(株式会社オンテンバー)
その昔、スケート場に行ったときのことを思い出すと・・・来場者はたまーにリンクから上げられて、製氷マシンがリンクの上を縦横無尽に走るのだ。そして走れば走るほど、マシンの前に雪のかたまりみたいなものがたまっていったように記憶している。
ちなみに製氷作業により排出される氷はなんと、毎日2トンにも及ぶとのこと。これだけの氷、確かにそのまま捨てるのはもったいない。そして、どのみち捨てることになる大量の氷に需要があるのなら、それを活かさない手はないというもの。
こういう事例、実は気づいていないところでけっこうあるように思う。飲食店で余った弁当・惣菜を格安で販売するアプリの類や、ヤフオクやメルカリといったマーケットプレイスも、同じ発想だ。
自分たちが使わない、そのまま捨てるものでも、どこかで誰かが必要としているかもしれない。捨てる前に一旦、そんな発想に立ち返ってみると、そこから新たなビジネスが始まるかもしれない、そんな好例のように思う。
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