店舗の集客・開業支援メディアサイト

リポート&リサーチ

【レポート】10円なのは遠の昔。著名棒菓子の値上げに見る、価格調整の必要性について

なんと! あの著名棒菓子が値上げする、というプレスリリースを見て筆者は愕然とした。だって、すでに10円じゃないのだもの…一方で、原材料費や光熱費、人件費の高騰する昨今、値上げは避けて通れないのが現状か。そんな状況含め、値上げについて考えてみたい。

あの著名棒菓子値上げのニュースを知ったのは9月も終わろうとする頃。こちらのプレスがその内容なのだが、そもそも筆者は値上げ前の価格が12円であることを知らなかった…

というわけで早速WEBを調べると、

なんと遡ること2年前、2022年の春には10円⇒12円への値上げが行われていた、らしい。ビックリ。
ちなみにこの著名棒菓子、2022年の値上げまで過去に一度も値上げをしていなかった、という。こちらもまた驚き。

10円って1979年から変わらぬ価格だったのか。参考まで、1979年のモノの値段は、というと…

ざっくり、ラーメン一杯300円だそう。今のラーメン、一杯1,000円は下らないようになっていると思われ・・・実に価格3倍増。そんななか、1979年と変わらぬ価格で40年以上、お菓子を提供していた企業努力には頭が上がらぬ思いだ。

さて。
しかし原材料や光熱費、人件費が高騰していれば、それを提供する商品・サービスの価格に転嫁しなければビジネスなど成り立たなくなるのは当然の帰結といえそう。企業努力にもほどがある、という事実を、著名棒菓子値上げの事例は明らかにしているのではないか。

数ある経済指標のなかでも物価上昇率が注目される昨今、あの著名棒菓子だってもう15円なのだから。いつまでも過去にすがるのではなく、過去は過去として心の奥にしまっておくとしよう…

 

※出典:株式会社やおきん ”うまい棒各種 価格改定のお知らせ”

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

RELATED

PAGE TOP