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【調査結果】スタッフに長く働き続けてもらうために、あなたは何をすべきか??

先日スタッフ獲得のために必要と思われることに関する記事を紹介したのだが。今回は今いるスタッフを辞めさせないために必要と思われることについて、である。スタッフ獲得に掛かるコストを考えれば、今いるスタッフに居続けてもらうことがどれだけ大事かは、自明。それでは早速、その内容を見てみよう。

今回紹介するのは株式会社ビズリーチが運営する、働く人の活躍を支えるテクノロジー“WorkTech”に関する研究機関「ビズリーチ WorkTech研究所」が行った、企業の経営層・人事担当者を対象にした退職者状況に関する調査によるもの。早速、その内容を見てみよう。

<ビズリーチ WorkTech研究所、退職者状況の調査結果を発表>直近1年で退職者増加の企業が約6割、大企業は7割超。最も問題視している退職者層は「新卒入社5~10年の中堅層」

まずは気になるこちらから。直近1年で退職者が増えている、と答えた割合は半数以上。確実に人材の流動性は上がってきているようだ。

ちなみに、組織の大小で見てみると・・・

<ビズリーチ WorkTech研究所、退職者状況の調査結果を発表>直近1年で退職者増加の企業が約6割、大企業は7割超。最も問題視している退職者層は「新卒入社5~10年の中堅層」

従業員数の少ない会社の方が、多い会社=いわゆる大企業に比べて退職者数が少なそうに見えるこの結果。筆者にとっては少々意外な結果。これは旧態然とした”一社で勤め上げる”と言った価値観が崩壊しつつあることの裏返しのように見て取れた。

退職者の多い世代については多少のばらつきはあるものの、入社1年~10年といったおよそ若い世代が多いという印象だ。

<ビズリーチ WorkTech研究所、退職者状況の調査結果を発表>直近1年で退職者増加の企業が約6割、大企業は7割超。最も問題視している退職者層は「新卒入社5~10年の中堅層」

それでは退職理由についてはどうだろう? 前に紹介した”職探し”の観点では仕事内容重視であったが、こちらはキャリアの将来性とのこと。やはり各個人の仕事に関する内容が、入社においても退職においても、重視される理由なのだということが見て取れる。

以上を見ると。人材確保において、これからの経営者は自店・自社で働くやりがいや将来に向けたキャリアパスを明確に、かつ客観的に語れることが必要なのであろう。そのためには、今いるスタッフとそのような内容についてディスカッションをざっくばらんに行うなど、自店・自社で働く魅力を客観視する努力をしておいたほうがよさそうだ。

以上、もし自分の組織ではこんなことをやっている、といった事例があればコメントにて編集部までご一報いただけると幸いである。

 

出典:株式会社ビズリーチ “<ビズリーチ WorkTech研究所、退職者状況の調査結果を発表>直近1年で退職者増加の企業が約6割、大企業は7割超。最も問題視している退職者層は「新卒入社5~10年の中堅層」”

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