『東京商工リサーチ』(TSR)が2025年の焼肉店の倒産件数を調査して発表。過去最多を記録した焼肉店の経営環境を見ていこう。
■一人焼肉の人気が好影響
焼肉店の倒産件数は2024の45件が最多だったが、2025年は59件(前年比31.1%増)。2年連続で最多記録が更新された。
コロナ禍では高い換気能力が追い風となり、さらに一人焼肉の人気拡大によって2020年からは14、16、16と倒産件数は低いレベルキープ。しかしその後は上昇カーブを描き、2025年は59が倒産した。背景にあるのは、輸入牛肉価格の高止まり、コメの値上がりがある。国産米にこだわる焼肉店では、より経営状況は厳しい。大手チェーンの中には徐々に店舗数を削減しているケースもある。
※この調査は、日本産業分類(細分類)の「焼肉店」を抽出し、2009年から2025年までの倒産を集計、分析した。

2025年の「焼肉店」の倒産(負債1,000万円以上)は59件(前年比31.1%増)で、集計を開始した2009年以降で最多を記録し、初めて50件を超えた。これまでの最多は2024年の45件だった。
街の焼肉店が息切れ、大手チェーンも苦境 2025年「焼肉店」の倒産 59件で過去最多
倒産急増の背景は、円安による輸入牛肉の価格の高止まりや野菜などの食材費の値上がりが続く状況に、コメの価格高騰が追い打ちをかけている。
2025年の焼肉店倒産59件のうち、販売不振(売上不振)が48件(前年比14.2%増)で、全体の81.3%を占めた。資本金別では「個人企業他」は17件(前年比5.5%減)と減少したが、資本金「1百万円以上5百万円未満」が最多で21件(同61.5%増)、「5百万円以上1千万円未満」が10件(同100.0%増)と、徐々に事業規模が大きな企業に波及する。
倒産した焼肉屋の内訳を見ると、資本金別では「1百万円以上5百万円未満」が最多で21件(構成比35.5%)、負債額別では「1千万円以上5千万円未満」が最多の36件(同61.0%)。さらに従業員数別では「5人未満」が最も多い43件で70%以上を占めた。小規模店舗の苦境が浮き彫りになっている。価格転嫁が合理的な解放にも思えるが、価格アップは客離れを招きかねない。今後もギリギリの判断が求められそうだ。
※引用元:https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1202279_1527.html
※「パン屋の倒産件数が大幅減」に関する記事は以下より

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