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リポート&リサーチ

【リサーチ】はたらく幸せ/不幸せ:ウェルビーイングに関する意識調査

「ウェルビーイング」という言葉、みなさんはご存じだろうか。ここ数年でその認知度が加速度的に増えてきているとのことだが……。今回はそんな「ウェルビーイング」の認知度調査結果を軸に、世間の働くことへの意識を紐解いていこうと思う。

今回紹介するのは、株式会社パーソル総合研究所が行った調査結果をまとめたもの。ちなみに、ここで言うウェルビーイングとは以下のように定義されていることを、まずは押さえておきたい。

自分の仕事に満足し、はたらく事を通じて、社会とのつながりや貢献、喜びや楽しみを感じることが多く、怒りや悲しみといった嫌な感情をあまり感じずにいる状態。また、そのような仕事や働き方を自分で決めることができている状態。

「はたらく人のウェルビーイング実態調査 2025」を発表 「ウェルビーイング」認知度は2年で倍増の27.1%に 一方、就業者の幸福感は男女ともに微減傾向(株式会社パーソル総合研究所)

要は、仕事を軸にした自己実現がどの程度できているのか? ストレスをどの程度感じているのか? このあたりをざっくりとまとめた概念的なモノ、とでもいえようか。

さて、その中身を見ていくとする。

「はたらく人のウェルビーイング実態調査 2025」を発表 「ウェルビーイング」認知度は2年で倍増の27.1%に 一方、就業者の幸福感は男女ともに微減傾向(株式会社パーソル総合研究所)

まずは「ウェルビーイング」そのものの認知度について。以上の図のようにここ2年ほどで倍近くの認知度に上がっている様子。その認知度は「エンゲージメント」を上回り、およそ4人に1人以上のひとが認知している状態とのことだ。

「はたらく人のウェルビーイング実態調査 2025」を発表 「ウェルビーイング」認知度は2年で倍増の27.1%に 一方、就業者の幸福感は男女ともに微減傾向(株式会社パーソル総合研究所)

次に、働くことを通じて幸せ・不幸せを感じている状態に関する調査結果だが。

・幸せについては、幸せを感じている層が微減、幸せを感じていない層が増加。
・不幸せについては、不幸せを感じている層が微増、不幸せを感じていない層が増加。

とのこと。ウェルビーイングという言葉からして、明確に幸せだと感じられていないひとが増えていそうなことは大きな懸念と言えそうだ。

「はたらく人のウェルビーイング実態調査 2025」を発表 「ウェルビーイング」認知度は2年で倍増の27.1%に 一方、就業者の幸福感は男女ともに微減傾向(株式会社パーソル総合研究所)

参考までに、これから社会に出る学生さんたちの仕事に対するモチベーション・意義を問うた結果も見てみる。これを見ると、そもそも仕事を通じて何かを実現したい、という欲求よりも他の目的のために仕事を行う、そんな傾向が強いように見える。それだとなかなか「仕事を通じて幸せに」というのも難しそうな気もするが……。

兎にも角にも、これが今を生きるひとの仕事を通じた「ウェルビーイング」に対する意識とのことだ。特に学生のアルバイトさんなどを雇っているお店におかれては、仕事の目的意識、このあたりを上手に説いて、学生さんを”その気に”させる、みたいなことができるのなら、お店に大きく貢献してくれる人物に化ける可能性がある。そんな結果とも見て取れた。

みなさんはいかがであっただろうか??

 

出典:株式会社パーソル総合研究所 “「はたらく人のウェルビーイング実態調査 2025」を発表 「ウェルビーイング」認知度は2年で倍増の27.1%に 一方、就業者の幸福感は男女ともに微減傾向”

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