小売店や書店、そして飲食店でも頻繁に目にするPOP。使用感や読後感を書いたり、今日のおススメが書かれたりして来店者の興味を引こうと試みる。最近はデジタル様式のものも増えているが、手書きPOPの味も捨てがたい。より効果のあるのはどちらなのだろう?
🔳いろいろな効果が望める販促POP
店舗に赴いた時、よく目にする販促POPは、売上アップに欠かせないアイテムと言われている。主な目的は以下の4つである。
・商品の魅力を訴求する
・商品説明の補助を行なう
・売り場をイメージアップする
・購買意欲を刺激する
また、POP制作のポイントは以下の4つとされている。
・POPの大きさを適切に設定する
・POPのデザインに工夫を凝らす
・POPの配置場所を考慮する
・POPの情報を正確に伝える
では、人々はどのような販促POPに好意を抱くのだろうか? 手書きPOPとデジタルPOPに関する調査結果の一部を紹介する。
◎調査概要
テーマ:「販促POPは手書きかデジタルかに関するアンケート」
調査期間:2023年10月26日~10月30日
調査機関:日本トレンドリサーチ(自社調査)
調査対象:全国の男女
有効回答数:1280サンプル
調査方法:インターネット調査
質問内容:
質問1:商品の販促POPを見た際に、手書きとデジタルどちらに惹かれますか?
質問2:その理由を教えてください。
質問3:実際に手書きの販促POPに惹かれて商品やサービスを購入したことはありますか?
質問4:その手書き販促POPが購入の決め手となった理由を具体的に教えてください。
質問5:実際にデジタルの販促POPに惹かれて商品やサービスを購入したことはありますか?
質問6:そのデジタルの販促POPが購入の決め手となった理由を具体的に教えてください。
質問7:自分が販促POPを作るとしたら手書きとデジタルどちらが良いですか?
質問8:その理由を教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合がある
🔳質問1:商品の販促POPを見た際に、手書きとデジタルどちらに惹かれますか?
◎「手書き」の販促POPに惹かれる理由は?
・販売員の気持ちがこもっている感じがすることが多いので(50代・男性)
・オリジナリティーを感じるから(20代・女性)
・アットホーム感や親近感が湧くから(30代・女性)
・固定性を感じます。デジタルだとすぐに修正されるので(60代・男性)
・お店の努力が感じられるし、個性や味を感じられるから(50代・男性)
◎「デジタル」の販促POPに惹かれる理由は?
・いろいろアレンジしやすいから(40代・男性)
・明るく鮮明な画像に仕上がる(60代・女性)
・見た目がきれいだから(50代・男性)
・手書きは個性が出すぎる。デジタルが分かりやすい(40代・男性)
🔳質問3:実際に手書きの販促POPに惹かれて商品やサービスを購入したことはありますか?
◎手書き販促POPが購入の決め手となった理由は?
・作った人の気持ちに共感できたから(50代・男性)
・スタッフのオススメで何度もリピートしているという言葉が決め手になったから(30代・女性)
・かわいくて、興味がわいたので(40代・女性)
・文字や絵が「おいしいよ、買って!」と表現しているようだったから(50代・男性)
・「本」で、実際にその本を読んで書いたのだろうと思ったから(60代・女性)
・ポップを書いた人の感想が書かれていたから(40代・女性)
🔳質問6:そのデジタルの販促POPが購入の決め手となった理由を具体的に教えてください。
◎デジタル販促POPが購入の決め手となった理由は?
・メニュー提案に惹かれて他の食材も揃えて買ってしまった(50代・男性)
・商品の内容が分かりやすい(50代・女性)
・情報が分かりやすいから(60代・男性)
・読みやすい大きさと色とフォントで、外観では分からない部分の画像や機能など必要な情報が簡潔に書かれていて分かりやすかったからです(40代・女性)
🔳質問7:自分が販促POPを作るとしたら手書きとデジタルどちらが良いですか?
◎自分が販促POPを作るとしたら「手書き」にする理由は?
・手書きならではの良さが伝わるから(40代・男性)
・魅力や熱意をアピールできそうだから(30代・女性)
・頑張って作っている感じがするから(40代・男性)
・手間はかかるが、お客様へのアピール度が高いと感じるから(50代・男性)
◎自分が販促POPを作るとしたら「デジタル」にする理由は?
・自分のセンスを信用していないから(20代・女性)
・自分の字に自信がないから(20代・女性)
・手書きだとやり直ししたくなってしまって用紙を無駄にしてしまいがちだし時間がかかるから。デジタルであれば編集も可能だし綺麗に仕上がる、デザイン案が決まっていればすぐに作成でき、複数作れるから(30代・女性)
・作る側の手間はデジタルのほうが楽そうなので(30代・男性)
◎スプリック
運営会社:株式会社日版プリント スプリック事業部
所在地:〒537-0024 大阪市東成区東小橋1丁目18-26 NPビル2F
Tel:06-4977-6858(代表)
URL:https://spriq.jp/
事業内容:オリジナルパッケージ印刷・紙箱・化粧箱の小ロットからの制作
◎引用元
「日本トレンドリサーチとスプリックによる調査」
https://trend-research.jp/20403/
https://spriq.jp/
※売上をアップさせるアップセルに関する記事は以下より
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