リポート&リサーチ

【リサーチ】外食産業の今を知る①:外食する頻度と理由


生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する『株式会社ネオマーケティング』が2025年6月10日(火)~2025年6月11日(水)の2日間、全国の20歳以上の男女を対象に「外食」をテーマにインターネットリサーチを実施。結果を読み解きながら「外食産業の今」を知ろう。

■20代は頻繁に外食へ!!

 まずは、月当たりの外食頻度に関する調査結果を紹介しよう。全体的には「月に数回程度」が36.8%、「月に1回程度」が23.8%となっており、全体の60.6%が月に数回しか外食しない。日常的なことではなく、外食はちょっとしたイベントというイメージなのかもしれない。
 こうした中、特筆すべきは20代の回答だろう。少なくとも週に3回以上も外食する割合が26.0%(うち「週に5回以上」が10.0%)と突出して高い。「月に1回程度」という人は17.0%であり、最も少ない。同調査は「未婚率の高さによる可処分所得の自由度や、SNS をきっかけとする外食欲の高まりなどが背景にあると考えられそうです」としている。そして、年代の上昇ともに頻度が低下する傾向も見て取れた。

 近年は物価高や手取りの低下が指摘されるが、1年前と比較した場合、外食の頻度はどのようになっているのだろうか? ほとんどの人(62.3%)が「変化がない」と回答しているが、「とても増えた」と「まあ増えた」を合計すると26.1%の人は増えている。「増えた」としているのは、性別では女性(33%)、年代では20代が多い(33%)。20代の女性が外食する傾向にある、と言えそうだ。
 なお、どの年代も「減った」という回答を「増えた」という回答が上回っているのも注目すべきポイントかもしれない。

■外食するには理由がある?

「美味しいものを食べたいから」というもっともな理由が全体では76.8%を占めている。ただし、外食頻度の最も高かった20代に目を向けると、事情はやや異なるようだ。「美味しいものが食べたいから」が71%と年代別では最も低く、「一人で食べたくないから」という理由が年代別で最も多い12%をマーク。頻度と合わせて考えると、一人で食べたくないから頻度が増える、そして味よりも人といることが大事、なのかもしれない。

◎調査概要
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上の男女で、1ヶ月に1回以上外食をする人
有効回答数:400名
調査実施日:2025年6月10日(火)~2025年6月11日(水)
引用元:https://corp.neo-m.jp/report/investigation/restaurant_014_eat-out
コーポレートサイト:https://corp.neo-m.jp/

※「子連れディナーのリアル」に関する記事は以下より

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

RELATED

PAGE TOP