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【リサーチ】2025年5月の飲食店における支払い方法を調査! 王者、クレジットカードの牙城は揺るがず


“ともに創る、おもてなしの一歩先を。”をビジョンに掲げる『ポスタス株式会社』が、2025年5月度の飲食店売上動向についてPOSデータを基に集計し、結果をとりまとめた。キャッシュレス決済に関する部分を引用してお届けする。

■じわりじわりとバーコード⁉

 飲食店の売上を分析すると、キャッシュレス決済比率は全国で52.9%(前月と同水準)。半分以上がキャッシュレス決済になっていると見るべきなのか、依然として半数近くは現金を支払っていると見るべきなのか……。飲食店経営者であれば、「見方」が経営方針に影響を与えそうだ。
 4月の分析でも触れたが、日本ではクレジットカード決済が盤石の地位を築いているが、じわりじわりとコード決済がシェアを広げている。いわゆる「ポイ活」が追い風になっているのだろう。

・ジャンル別に見ると、28ジャンル中20ジャンルでキャッシュレス比率が50%を超える。また、コード決済比率が高いサラダ店では、その比率が18.2%を占める。
・4月度と5月度の飲食店【業態別】キャッシュレス決済比率を比較すると、専門料理・居酒屋以外の業態で増加した。
・キャッシュレス決済手段別で見ると、4月度から5月度にかけて、すべての業態でコード決済の比率が増加した。
・キャッシュレス決済方法としては、最も多いのがクレジットカードで78.4%、次いで多いのがコード決済で15.6%となった。

クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」飲食店売上動向レポート2025年6月


 引き続き、コード決済の状況を見ていこう。4月と同じく、コード決済比率の高いのはラーメン店と持ち帰り販売であり、40%オーバー。このジャンルを経営者、あるいは参入を考えている方はおさえておくべき数値かもしれない。

◎調査概要
集計内容:飲食店 売上月次推移(前年対比)、エリア別売上週次推移(前年対比)
集計対象:「POS+」のPOSレジを導入している飲食店
集計期間:<2021年売上>2021年4月1日~2021年12月31日
     <2022年売上>2022年1月1日~2022年12月31日
     <2023年売上>2023年1月1日~2023年12月31日
     <2024年売上>2024年1月1日~2024年12月31日
     <2025年売上>2025年1月1日~2025年5月31日
集計手法:POSデータから該当期間の売上データを抽出して集計

◎ポスタスとは?
ポスタス株式会社は、2013年5月のサービス提供から、有償モバイルPOSレジで国内トップクラスのシェアを誇るまで成長したクラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」の事業を、パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社より承継する形で、2019年12月2日に設立した。
https://www.postas.co.jp/

※「経済産業省のキャッシュレス決済調査」に関する記事は以下より

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