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食と音楽、そして情熱! 『ブラジルフェスティバル』2023が開催!!

在日ブラジル商工会議所(CCBJ)が主催する『ブラジルフェスティバル』が7月15日と16日、代々木公園(東京都)のイベント広場で開催された。両日ともに32度を超える暑さに見舞われたが、迎える側の人々と迎えられる側の来場者は充実のひと時を過ごした。

🔳16回目のフェスティバルは「115周年」に開催


 いらっしゃい!

 今年で16回目を迎えたブラジルフェスティバルは日本とブラジルにとって節目の一つと言ってもいい年に開催された。1908年にブラジルへの日本国公認の移民が始まり、2023年は115周年。日本人とブラジル人、そして多くの外国人との交流促進を目指す同フェスティバルにとっては意味ある数字である。

 15日の舞台には両国との縁が深い『ZENKYU』(本名は小川善久)が登場。2023年7月7日から9日にかけてサンパウロ(ブラジル)で開催された日本祭り(ブラジル最大級)に参加し、14日に帰国したばかりだったが、疲労をまったく感じさせずに『百と十年の轍(わだち)』を日本語で歌い上げた。この曲は、ブラジル日本人移住110周年のためにZENKYUが書き下ろしたものだ。
ブラジルでひたむきに生きた日本人移民の生き様をモチーフにしたこの曲は、日本人はもちろん、ブラジルを離れて日本で暮らすブラジル人の方々の心にも響いたのだろう。会場は温かい拍手に包まれた。

▲ZENKYUの優しい歌声は聞く者を温かい気持ちにさせた

🔳日本に点在するブラジルタウンの数々

 出入国在留管理庁が近年発表しているデータによれば、日本に滞在しているブラジル人は20万強となる。愛知県、静岡県、三重県、群馬県、岐阜県の5県が上位を占める。ブラジルフェスティバル2023に並んだ30店以上の中には、ブラジルタウンとも呼ばれる群馬県邑楽郡大泉町や静岡県浜松市のお店が屋台やキッチンカーを使って出店しているものも見られた。

 さて、ブラジル料理と聞いて、どのような料理を思い浮かべるだろう? おそらくランキングの1位となるのはシュラスコだろう。

『コトバンク』によれば、シュラスコは「ブラジルの肉料理で、金串に大きな肉の塊を刺し、塩をふって炭火で焼いたもの。さまざまな部位の牛肉をはじめ、各種の肉を用いる。レストランではウェイターが串ごと客席に運び、目の前で食べたい量を切り分けるという供し方が一般的」となる。
もちろん、ブラジルフェスティバルでもシュラスコは大人気。肉塊を豪快に焼き上げる店舗の前には「まだか、まだか」と待ちきれなさそうな人々が列を成した。

▲豪華に焼き上げられていくシュラスコ

🔳ハワイではなくブラジルが原産地⁉

 近年、その栄養価の高さから「スーパーフルーツ」などと持て囃されて知名度を高めつつあるアサイーをご存じだろうか? 知っている方でも、アサイーを使った『アサイーボウル』はハワイの食べ物というイメージが強いかもしれない。しかし、原産地は中央アメリカや南アメリカの熱帯地方。ブラジルではいろいろな形で食べられている。

 ブラジルフェスティバル2023で売られていた物の一つはシャーベット状のアサイーとクリーム、そしてグラノーラを組み合わせたものだった。ひんやりしていて、しかもさっぱりしているデザートは肉料理のお口直しにピッタリ。お肉、アサイー、そしてお肉という無限のサイクルに陥る人もいるのでは⁉

 来年のブラジルフェスティバルが待ち遠しい!!

 ありがとうございました!

▲アサイーを使ったデザートを片手に「にっこり」

参照:
https://kotobank.jp/rule/
https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/01.html

『東京コーヒーフェスティバル2023』に関する記事は以下より

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