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【連載④】店舗集客のアイディアをタダでもらえる⁈ 店舗集客のアイディア出しに検索を活用する方法


 皆さんがよく使っているであろうWEBツールに検索があると思います。実はこの検索、皆さんが知りたい情報にアクセスする、という便利機能のみならず、お店のお客様のニーズにもアクセスできる優秀なツールだったりもするんです。ではどうやったらその情報が分かるのでしょう? ここではその方法について、主にGoogle検索を例にしながら、説明していきたいと思います。

1.そもそも検索って何だ⁇:検索キーワードに対するニーズを世界一の精度で確認できるツール

 検索といえばGoogle、いつも使っているよ! という方がほとんどだと思います。ではその検索って、どういう仕組みで動いているのでしょうか⁇
 ざっくり説明すると、検索は以下の2つの仕組みをうまく結合することで成り立つツールです。

 A. 世界中のWEBサイト&ドキュメントを効率良く整理し保管する
 B. 検索窓に入力されたキーワードに対する最適解をAから抽出、表示する

 (=ユーザーの知りたいキーワードとそれに対する検索ニーズのマッチング)

Photomix Company/Pexels


 検索利用者の側から見てGoogleって便利だな~と感じるのは、主にBの機能が優れているから、ですね。それもそのはず、GoogleはBの精度を上げるため、毎日膨大な量に上る検索によって得られたBの精度に関するデータを分析処理し、精度向上に努めています。
 参考までに、世界中でGoogleで1日に検索される数はなんと55億回‼(※1) 世界総人口から見れば、世界中の人が1日1回は検索している、という雑な計算も成り立つ数です。
 これ、裏返せばGoogle検索はキーワードを検索窓に入れるだけで、そのキーワードに対するニーズを世界一高い精度で確認することができるツール、とも言えますね。今回のお話はこの側面に着目し、Googleの高い検索精度を利用してユーザーのニーズを探ってアイディア出しに活かしましょう、というお話です。

※1参照:
https://searchengineland.com/google-now-handles-2-999-trillion-searches-per-year-250247

2.店舗集客のアイディア出しに検索を利用する:サジェストされるキーワードからニーズを発掘する

 ではGoogleの検索をどう使ってニーズを探ればいいのでしょうか?
 まず注目したいのは、キーワードを検索窓に入れた際にその下にズラッと出てくるキーワード。これ、サジェスト(=推薦)といいますが、このキーワードに着目してみましょう。
 このサジェスト、何かというと自分が検索窓に入力したキーワードについて以下の項目を考慮して掲出しています。

 C.キーワードと一緒に
 D.キーワードと関連性の高い

 つまり、多くの人が検索しているキーワードです。ですから、ここに注目することで自分が入力したキーワードについて多くの人が何を知りたがっているのか、表示される言葉からもう一歩踏み込んで知ることが可能です。
 また検索とは、検索窓にキーワードを入力しない限り何も知ることができないツール。だからこそ、入れる言葉が見つからないと何も分かりません。こんな時にも役に立つのがサジェスト! 思いついた適当な言葉から「D」のキーワードを探りつつ、「自分の知りたい情報=ニーズ」にアクセスする、なんていう使い方も可能です。時に自分の言語能力を超える力を持つGoogle、便利です(笑)。

▲サジェストされたキーワードをうまく活用したい

3.店舗集客のアイディア出しに検索を利用する:検索結果に並ぶ競合・他店のやり方を参考にする

 2.でキーワードの面からニーズに一歩踏み込んだら、次はそのキーワードで検索した結果を見てみます。
 検索結果に並んでいるのは、上から順に、検索したキーワードに対して「Googleが最もニーズが高い情報」と考える情報です。これを参考にしない手はありませんね!
 上から順に一つひとつ、ご自身の店舗に活かせる情報はないか、丁寧に確認していくことで、ご自身では思いつかなかったヒントにめぐり合うこともできるのではないかと考えます。
 もしピンとくる情報がないな、という場合には、「2.」に戻ってキーワードを練り直すのも有効です。2.の中でも申し上げた通り、検索はキーワードを入れない限り、それに対する情報の出てこないツール。検索した言葉が求める答えとずれていれば、なかなか有効だと思われる情報にたどり着くことができません。せっかくの便利機能なのですから、サジェストをうまく使ってリトライしてみることを筆者はおすすめします。

Photomix Company/Pexels

4.店舗集客のアイディア出しに検索を利用する:検索結果に並ぶ広告数に注目し、店舗にとっての価値の大小を確認する

 ご自身が検索をした検索結果の上のほうに「スポンサー」と書かれた検索結果が表示されることがあります。これは広告です。ご自身が検索をしたキーワードに対し、お金(広告料)をかけてでも「そのキーワードで検索したユーザー」をかけてでも欲しい(知ってほしい)誰かが広告出稿しているんですね。
 裏返すと、そのキーワードで検索しているユーザーは広告出稿している人にとって集客する価値が極めて高い人、ということ。広告主が誰なのかは、広告をクリックした先で分かりますから、もし同業者・関連事業者の出稿だった場合には、そのキーワードを特別視するといいでしょう。その需要を満足させる準備をして自分のお店もお客様を取りに行く、なんていう戦略に落とし込むことも可能になります。

5.まとめ

 検索って、見方を変えるとそれを使っている膨大な人の検索するキーワードに対するニーズに関する情報が詰まっているツールです。ニーズが分かれば、それを囲い込むアイディアも出しやすくなるはず。ご自身が知りたい情報にアクセスするだけでも便利なGoogle検索、店舗運営のアイディア出しに向けた顧客ニーズ発掘のツールとしても使ってみてはいかがでしょう。

 ご精読ありがとうございました!!

◆著者プロフィール◆
SUKESAN/著名メッセンジャーアプリの立ち上げに携わるなど、多くのWEBサービスの立ち上げからサービス成長までを担ってきたプロデューサー。WEB業界歴は20年以上。今は住まいを台湾に移し新たなビジネスの可能性を模索中。趣味:ロードバイク

台湾の飲食店事情に関するアンケートの記事は以下より

常連客を重視すべき理由は以下より

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