株式会社アイリッジの連結子会社でデジタル地域通貨事業を展開する株式会社フィノバレーは、デジタル地域通貨プラットフォーム『MoneyEasy』の新機能『ふるさと納税機能』を『せたがやPay』で公開した。
■目指すは金銭の地域循環
ふるさと納税の利用増加に伴い、2024年度の世田谷区の区民税流出額は111億円にものぼりました。流出額は11年連続で増加し、都内自治体で最多の状況が続いています。一方、地方交付税の不交付団体であることから国からの減収分の補填もなく、そのまま減収につながる深刻な事態となっています。これを受け、世田谷区ではふるさと納税仲介サイトを通じて、「せたがやPay ふるさとポイント」を含む返礼品の拡充などを行ってきました。今回、「せたがやPay」自体に現地決済型ふるさと納税機能が搭載されることで、送料や仲介サイトへの手数料の負担もなく、返礼品の提供が可能になります。またユーザーにとっても、寄付から返礼品(ポイント)の受け取り、利用まで「せたがやPay」アプリ内で完結することができ、利便性が向上します。
デジタル地域通貨「せたがやPay」、現地決済型の独自のふるさと納税機能を公開

『せたがやPay』(デジタル地域通貨)のふるさと納税機能では『せたがやPay』アプリ内のバナーから寄付ページに遷移して行ったふるさと納税(寄付)に対して、即時に返礼品として『せたがやPayふるさとポイント』が付与される。現在約3,000店舗の対象店舗はアプリで確認可能。ふるさと納税は『せたがやPay(せたがやコイン)』での寄付はもちろん、クレジットカードからの寄付も可能です。
※決済に対する『せたがやPay』ポイント還元を実施中の場合でも、寄付分は還元対象外
流出する税金の代わりに、「区外から流入するお金を増やし、入ってきたお金を区内で循環させる域内循環」を目指す上で現地決済型ふるさと納税を活かそうというのがプロジェクトの趣旨だ。
■導入の障壁は高くない
『せたがやPay』は使い勝手の良さもウリ。ユーザは、アプリをダウンロードして現金をチャージすれば、世田谷区内の加盟店でキャッシュレス決済が行なえる。しかも、全国のセブン銀行ATMやローソン銀行ATM、その他連携する銀行口座から原則24時間365日、スマホで簡単にチャージ可能。店舗にしても、二次元コードをアプリで読み取るため、専用端末を導入するなどの初期投資費用がかからない。
個人の店舗だけで導入できるものではないが、地域を巻き込んでの活性化を考えている方々には選択肢の一つになりそうだ。

※引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000518.000011255.html
※「手ブラでも決済できる世界」に関する記事は以下より
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