日本人の多くが好み、国民食とも言っていいほど日本人にとって身近な食事にも、価格高騰の波が押し寄せている。当サイトでもたびたび紹介している帝国データバンクが独自に調査している「カレーライス物価指数」にその傾向がはっきりと出ている。最新分析を紹介する。
■10年前(251円)と比べると98円の値上がり
『カレーライス物価指数』とは帝国データバンクが、カレーライスを家庭で調理する際に必要な原材料や光熱費などの価格(全国平均)を基に独自に算出したものである。
カレーライス物価:カレーライスで使用する原材料や、調理にかかる水道光熱費などを独自に試算した指数各種価格データは「小売物価統計調査(総務省)」のうち各都市平均値(全国平均)を参照。調理シーンは「6食分(市販のカレールー1/2パック)をまとめて調理した」ものとした
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001058.000043465.html
カレーライス物価指数:各月のカレーライス物価を基に、2020年平均=100とした価格推移
(計算式)([当月の指数]-[前年同月の指数])/[前年同月の指数]×100
【原材料】 ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、牛肉(輸入)、コメ(コシヒカリ、1食:約1合[炊飯前重量])、カレールー(市販)、食用油
【エネルギー】 電気(炊飯器での調理、約7合分の炊飯+6時間の保温を加味した)、ガス(強火・中火・弱火の各調理手順)、水道水(上水道分のみ、下水道使用料は除く。食材・食器類の洗浄にかかる水量は考慮していない)
帝国データバンクによると、「2025年平均で1食あたり349円となった。1年前の2024年(302円)からは+47円・15.6%増加し、4年連続で前年を上回った」。10年前(251円)と比べると98円の値上がり、約4割も高くなっている。背景にあるのは、記録的な米価の高騰、猛暑による野菜の不作と見られている。2025年5月以降は米価の下落によってカレーライス物価も低下したが、タマネギなどの価格上昇によって9月に初めて350円を突破。12月には369円となった。

2026年も見通しは暗そうだ。
全国の物価の先行指標となる東京都区部の物価動向を基に予想した2026年1月のカレーライス物価は1食あたり平均370円台で推移する見通しとなった。370円台の到達は、現行基準としては2015年以降で初めてとなり、「令和のコメ騒動」とされた2025年夏を上回る水準となる。
コシヒカリのほか他の単一銘柄米でも店頭価格で精米5キログラムあたり5000円を超えており、カレーライス物価のうち多くを占めるごはん(ライス)価格が大幅に押し上げる要因となっている。また、カレー具材ではジャガイモやタマネギ、ブロッコリーなどが低温の影響を受けて高値圏で推移する見通しとなっているほか、牛肉・豚肉でも輸入品を中心に値上がりが続き、関連するメニューでは今後も値上がりが続くとみられる。また、全体ではコメ価格高騰を背景に過去最高値圏の水準で推移することが予想され、2025年5月ごろの水準に続く「第二次カレーショック」が本格化することも考えられる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001262.000043465.html

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001262.000043465.html
※「『カレーライス物価』が初の400円突破」に関する記事は以下より

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