生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する『株式会社ネオマーケティング』が2025年5月14日(水)~2025年5月15日(木)の2日間、全国の20歳以上の男女を対象に「コンビニ」をテーマにインターネットリサーチを実施。調査結果から人気商品の作り方を探る。
■セブンイレブンの1号店から50年以上
アメリカ発祥のコンビニエンスストアであるセブンイレブンが、日本における1号店を開いたのは1974年5月15日。東京都江東区豊洲にオープンした『セブンイレブン豊洲店」がフランチャイズ方式で展開された初めての店舗である。それから約50年が過ぎ、コンビニは日々の生活に欠かせないものとなった。今回、調査を行なった背景には「『どの要素が“選ばれるコンビニ”をつくり、どの要素が離反を招くのか』を把握することは、商品開発・販促戦略の精度を高めるうえで欠かせません」という考えがある。
興味深い調査結果がいくつもあるのだが、個人店舗を営んでいるであろう読者に伝えたいのが「コンビニの、便利だと思う・興味をひかれる点」という質問に対する回答だ。
「店舗の立地」と「24時間営業」のどちらかが全年代でトップ2に入ったのは、意外でもなんでもないだろう。むしろ、繁盛するコンビニの必須条件であり、個人店舗ではなかなか取り入れられない点でもある。注目してほしいのは、20代から30代における意識だ。

しかし、20代~30代ではこの2項目がいずれも40%前後とやや低く、より“中身”を評価する傾向が際立ちます。同年代では「キャンペーンや割引」(20代29.8%・30代28.9%)、「話題性がある商品」(同15.8%・14.1%)が他の年代より高くなっていました。
キャラクターやアイドル・アーティストとのコラボキャンペーンや、コピー機を使用したブロマイド販売など、“推し活”とのつながりも昨今より強まっているコンビニ。若年層ほど、コンビニを新商品や限定企画にアクセスできる“エンタメ消費の場”として捉え、自発的に来店する傾向が強いのかもしれません。
また、20代は「高速で買えるレジやセルフレジ」19.3%と全年代で最多。待ち時間短縮への期待も強めでした。将来的な無人コンビニなどへの受容率も高そうです。
株式会社ネオマーケティング
20代や30代をターゲットに据えている店舗、あるいは、そういう年代を新たに取り込もうと考えている店舗であれば、キャンペーンを企画したり、話題性のある商品を売り出したりしても良さそう。例えば、「夏休み限定キャンペーン」にトライしたり、「特別に入荷した素材を使ったメニュー」をラインアップしたりするのはいかがだろう?
◎調査概要
調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
調査の対象:全国の20歳以上の男女のうち、週に1回以上コンビニを利用する人
有効回答数:1,000名
調査実施日:2025年5月14日(水)~2025年5月15日(木)
引用元:https://corp.neo-m.jp/report/investigation/restaurant_014_eat-out
コーポレートサイト:https://corp.neo-m.jp/
※「外食チェーンの人気ランキング」に関する記事は以下より
コメント