株式会社オールトゥデイが店舗利用者(ユーザー)を対象に実施した、「リピートしない飲食店の特徴」に関する調査。その結果を店舗運営の改善に役立ててほしい。
■予想外に投稿する人は少ない⁉
調査によると、「店を利用した際に不快な思いをしたことがありますか?」という問いに対して72.1%もの人が「はい」と答えている。あるか、ないかと聞かれれば、みなさんも「はい」と答える可能性が高いのではないだろうか? 70%以上という割合も驚くほどの数値ではないのかもしれない。
店舗経営者が注目すべきは「不快な経験を口コミやSNSに投稿しましたか?」と「店に直接苦情を入れましたか?」に対する回答だろう。
「不快な経験を口コミやSNSに投稿しましたか?」に関しては、60%以上の人が「いいえ」と回答。炎上や誹謗中傷といったワードが世を騒がせていることを考えれば、意外に低い数字かもしれない。
さて、「店に直接苦情を入れましたか?」に対する回答は以下のようになっている。

こちらも、70%以上の人がクレームを入れていない。「時間を使うのが面倒」というのもタイパを重視する現代らしい。
つまり、店側にとって「投稿されなくて良かった」「文句がなくて良かった」と思うのは尚早ということ。不快な思いをさせていないのがベストだが、不満や不便というのはビジネスの種になると言われるように、飲食店にとって来店者の声は改善のヒントになるからだ。しかしこの調査結果から分かるのは「不快な思いをした客はなにも言わずに去る」ということにもなる。この連鎖が続けば、来店者は先細る。来店者の声を拾える時代に合った工夫が店側にも必要なのかもしれない。
◎調査概要/【飲食店編】「リピートしない店の特徴」に関する実態調査
【調査期間】2024年5月27日(月)~ 2024年5月28日(火)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】427人
【調査対象】調査回答時に店舗利用者(ユーザー)であると回答したモニター
【調査元】株式会社オールトゥデイ
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
引用元:「株式会社オールトゥデイ」:https://www.alltoday.jp/
※「ダイレクトマーケティング=客の声」に関する記事は以下より
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