『株式会社マイナビ』は、15～44歳の男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、パート・アルバイトとして働いている人を対象に調査を実施。「フリーターの意識・就労実態調査（2024年版）」として発表した。
■32.4％が正社員での雇用を希望
「人手が足りない」という言葉を事業の方々からよく聞かれる。人手不足を受け、時給上昇のニュースも頻繁に目にするが、フリーターの人たちはどのような意識＆認識でいるのだろうか？
現在フリーターとして働く人のアルバイトの目的は、「自分の生活費のため」が72.3％と最も高く、次いで「貯金をするため」(45.8％)、「趣味のため」(34.8%)、「家族の生活費のため」(20.5%)となり、金銭面に関する項目が上位にあがった。また、81.6％の人が、「経済的にゆとりがない」と回答した。
マイナビ、「フリーターの意識・就労実態調査（2024年版）」を発表
フリーターの人々は、自分の意志で自由なフリーターという立場を選択したように思えるが実際はどうなのだろうか？
今後最も希望する働き方を聞いたところ、「正社員」が最多で32.4％、次いで「アルバイト・パート」が32.２％だった。経済的なゆとりの有無別でみると、［経済的なゆとりがない］と回答した人は［経済的なゆとりがある］と回答した人より正社員を希望する割合が8.7pt高く、34.0％となった。
マイナビ、「フリーターの意識・就労実態調査（2024年版）」を発表
また、今後正社員として働きたい理由としては、［経済的なゆとりがない］と回答した人では「雇用が安定しているから」が72.9％と最も高く、［経済的なゆとりがある］と回答した人より10.4pt高くなった。［経済的なゆとりがない］と回答した人では、雇用の安定性を理由に正社員を希望する人が多い様子がうかがえた。
調査結果からうかがえるのは、当然と言えば当然かもしれないが、安定した正社員に対する願望の強さ。となれば、人手不足の解決策もこのあたりにありそうだ。無論、正社員雇用するハードルはいろいろな面で高いのだが……。
『フリーターの意識・就労実態調査（2024年版）』
■目的：フリーターのアルバイト実態と意識を明らかにすること
■調査地域：全国
■調査方法：自社調べ（パネル提供元：外部調査会社）
■対象者：15～44歳の男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、アルバイト・パートとして働いている人
■回収数：2,491サンプル
■実施期間：2024年2月15日(木)～2月19日(月)
※調査結果の詳細は以下
（https://career-research.mynavi.jp/reserch/20240620_78455/）
※「2024年5月のパート・アルバイトの募集時給」に関する記事は以下より
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