店舗の集客・開業支援メディアサイト

リポート&リサーチ

【アンケート】物価上昇前と比べて「節約意識が高まった」が約6割。節約を意識する項目の1位は「食費」

近年の日本では、物価が続々と上昇する一方、所得はなかなか上昇しない。果たして、消費者マインドはどのようになっているのか? 「外食・内⾷の節約に関する調査」の結果を分析し、傾向を紹介する。

🔳インターネット調査で見る節約傾向

 共通ポイントサービス『Ponta(ポンタ)』を運営する株式会社『ロイヤリティ マーケティング』(本社:東京都渋谷区。代表取締役社長:長谷川 剛)は、物価高が続く中、外食および内食に対する節約の意識や方法を調べる「外食・内⾷の節約に関する調査」(実施期間:2023年7月20日~7月28日)を実施し、結果を公表した(調査結果は小数点第1位を四捨五入)。

 なお、「外食(がいしょく)」は、食堂やレストラン等へ出かけて食事をすること、「内食(ないしょく、うちしょく)」は、外食の対語で、家で素材から調理したものを食べること。そして「中食(なかしょく)」は、外食と内食の中間に位置し、惣菜や弁当などを買って帰り、家で食べることを指す。

🔳調査結果

・TOPICS1
物価上昇によって節約意識が高まる。節約を意識している項目の上位は「食費」と「光熱・水道費」
・TOPICS2
外食の「節約意識が高まった」は53%。52%の人々が外食の頻度を減らしている
・TOPICS3
内食の「節約意識が高まった」は52%と外食同様に高い一方、費用と頻度の減少傾向は見られず

 以下、調査結果詳細を紹介する。

🔳TOPICS1:物価上昇によって節約意識が高まる。節約を意識している項目の上位は「食費」と「光熱・水道費」

 物価が上昇する前と現在の節約意識を比較してもらったところ、「節約意識が高まった」という回答が61%。「節約意識が高まった」を同居家族別に見ると、「ひとり親と未婚の子のみ世帯」が最も高い71%、「夫婦と未婚の子のみ世帯」が次いで64%となった。子供がいる世帯の節約意識が高まっている傾向が見られた。また、節約を意識している項目は「食費」が64%で最も高く、「光熱・水道費(61%)」が続いた。

▼節約意識の変化|物価上昇前と現在の変化(%)


▼節約で意識している項目(%)

🔳TOPICS2:外食の「節約意識が高まった」は53%。52%の人々が外食の頻度を減らしている

 外食における節約意識については、物価上昇前と比べて「高まった」が53%だった。同居家族別で見ると「節約意識が高まった」は「夫婦と未婚の子のみ世帯」が58%と最も高くなり、「ひとり親と未婚の子のみ世帯(56%)」が2位。外食に対する節約意識でも、子供がいる世帯は他の世帯よりも節約意識が高まっている傾向が見られた。

 外食費について、半数近い47%が「外食費が減った」と回答。外食の頻度が「減った」と答える人が52%である一方、1回当たりの費用は「減った」が33%、「変わらない」が54%となった。外食の回数自体を減らすことで外食費を減らす人もいるが、1回当たりの費用を変えずに頻度を減らすことで節約している人もいることがうかがえる。

 また、同居家族別で見ると、「三世帯」において外食費、頻度、1回当たりの費用のそれぞれで「減った」の割合が他の世帯よりも多い。外食に対する節約意識が強い傾向が見られた。

▼外食における節約意識の変化|物価上昇前と現在の変化(%)

▼外食費の変化|物価上昇前と現在の変化(%)

▼外食頻度の変化|物価上昇前と現在の変化(%)

▼外食1回あたりの費用(単価)の変化|物価上昇前と現在の変化(%)


🔳TOPICS3:内食の「節約意識が高まった」は52%で外食同様に高い一方、費用と頻度の減少傾向は見られず。節約している食品の上位は「肉」と「お菓子類」

 内食における節約意識については、物価上昇前と比べて「高まった」が52%となった。外食においても「高まった」が53%となっており、内食・外食ともに節約意識の高まりが伺える。

 また、内食費の変化については「変わらない」が53%、頻度に関しては「変わらない」が63%となった。節約意識の高まりが伺える一方で、費用や頻度の減少は見られなかった。頻度を同居家族別で見ると、「三世帯」で「増えた」が38%と高かった。TOPICS3を加味すれば、外食の頻度を減らして内食を増やしている様子が伺えた(あるいは、外食を減らした分が内食を増加させた)。

 節約している食品では「肉」と「お菓子類」がそれぞれ39%で上位を占めた。魚介類、果物、野菜が20%台で続き、さまざまな食品の購入を節約していることがうかがえる。

▼内食における節約意識の変化|物価上昇前と現在の変化(%)

▼内食費の変化|物価上昇前と現在の変化(%)

▼内食頻度の変化|物価上昇前と現在の変化(%)

▼節約している食品(%)

◎調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年7月20日~7月28日
パネル:「Pontaリサーチ」会員
(Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしていただいている方)
有効回答数:1,200名
※本調査は「年齢:20歳~79歳」を対象に実施
※総務省「人口推計(2023年7月概算値)」の性年代別人口構成比を基にウエイトバック集計を実施

◎関連URL
株式会社ロイヤリティ マーケティング マーケティング詳細紹介サイト:
https://biz.loyalty.co.jp/
公開レポート(自主調査結果を掲載):https://biz.loyalty.co.jp/report/
公開データ:https://biz.loyalty.co.jp/lp/publicdata/
コラム:https://biz.loyalty.co.jp/column/

引用元:PR TIMES(https://prtimes.jp/

パンに関するアンケート記事は以下より

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

RELATED

PAGE TOP