現在は、ネットを通じて海外の食生活やファッションの情報が簡単に手に入るようになっている。とは言え、「あなたの知らない世界」はまだまだある。事業に役立つかもしれない事象、あるいはそうとも言い切れない面白トピックスを紹介する!
「常識を疑う」姿勢こそイノベーションには必須etc……、常識を疑う姿勢についての論調が数多くある中で。ここでは日本の非常識が世界の常識、そんなリアルを紹介します。今回は商品の魅力は極力ライブで魅せる国、台湾のデジタルサイネージ事情について。
デジタルサイネージ、と聞いて「はて?」と思ったワタシ。日本ではコンビニなどで日常的に見られるようになってきているデジタルサイネージですが、ここ台湾ではそこまで一般的なものでもないような……。
それもそのはず。前回「メニューはライブで魅せる⁉ 百聞は一見に如かず、台湾飲食店のメニューの話」でもお話した通り、商品そのものや店員さんのトークなど、商品の魅力は「ライブ」で訴求することが多いのがここ台湾。コンビニのキャンペーンなど、店内のPOPや店員さんのトークで十中八九認知できてしまいますからね。
とは言えどこかで見たような……考えてみると、確かにありました!
見かけるのはデパートや地下鉄の駅など、人通りの多い場所。そのような場所でさまざまなインフォメーションを見ての通り「大々的」に行なっていることが多いのです。デパートでは化粧品やファッションなど、質感を伝えるようなものにも使われている印象ですね。
こちらはデパート。各種インフォメーションはもちろん、ファッションや化粧品など、質感を見せたいものにもよく使われています。
では一般の店舗で使われている事例は、というと……こんな事例を発見。病院の診療内容(ここは審美歯科なので歯列矯正について)や診療時間、果ては求人広告までをサイネージで告知していました。求人まで、というのは日本でなかなかお見掛けしない、斬新なものですよね‼
TOPの画像とこちらは歯医者さんのサイネージ、歯列矯正と診療時間、おまけに求人情報までを掲載です! こんな使い方もあるんですねー、感心。
台湾のサイネージ事情、いかがでしたでしょうか? このコーナーではこのように、日本ではなかなかお目にかかれない商習慣や事例を見つけて紹介していきます。合言葉は「常識を疑え!」。今後にご期待ください。
ご精読、ありがとうございました‼
◆著者プロフィール◆
SUKESAN/著名メッセンジャーアプリの立ち上げに携わるなど、多くのWEBサービスの立ち上げからサービス成長までを担ってきたプロデューサー。WEB業界歴は20年以上。今は住まいを台湾に移し新たなビジネスの可能性を模索中。趣味:ロードバイク
※デジタルサイネージに関する記事は以下より
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