台湾での飲食店の競争の激しさは以前よりお伝えしている通り。一方で、路地裏でひっそりと営業を続ける人気のお店というのも数多く存在する。今回はそんなお店が生まれる事情と、中でもカフェなどが取り組むSNS運用の実際をレポートしてみたい。
路地裏の人気店といったが、まずはどの程度の路地裏なのかを見てほしい。

お店、どこにあるのかお分かりだろうか??

ここまで来れば、さすがにもうお分かりだろう。住宅街の真ん中にポツンと一軒存在しているお店、という具合だ。こういう人気店が台湾には数多く存在している。
それでは、なぜこんな立地でお店ができるのか?
筆者が考えるに、台湾の交通事情が大きい。みなさんもご存じのとおり、台湾の交通を代表するものと言えば、原付バイク。筆者の周囲でも、ほぼほぼ全員が所有して、日常の足として利用している。

であるからして、徒歩では行けない、自転車でも遠い、という場所でもアクセス可能。あとは「あのお店おいしいよ!」という評判さえ獲得できれば、どんどんお客様がやって来る、という構図になっていると推測できる。

それでは、肝心の「あのお店おいしいよ!」という評判・口コミは、どのように獲得されるのか? 特にカフェなどのお店においては、やはりSNSの存在は無視できないと思われる。では、どうやってそれを……。
そのあたりの秘密を次回ひもといていきたい。どうぞご期待ください。
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