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好機と見るや猛プッシュ! 台湾での季節を捉えたマーケティング事情

12月に入ったあたりから、ここ南国の台湾でも肌寒い(=気温15度前後)日が増えてきた。日本人の私にとってもそう感じるのだから、南国に長く暮らす台湾の方なら尚更。そして、そんな機微を捉えたマーケティング、というのももちろん存在する。今回はそんな台湾のマーケティング事情についてフォーカスする。

冒頭の写真はちょうど12月の終わり、気温が日中でも20度に届かぬある日の一枚。スーパーに行くと、こんな大きなのぼりがパッと目に飛び込んでくる。

それもそのはず。南国台湾に暮らす人々は、我々が考えるより数段寒さに敏感。たとえばこんな日に、鍋の店に予約無しで行こうものなら、?時間待ち、なんてこともザラである(特に週末と重なると顕著)。

ちょうど年末年始の頃合いの、台湾の方々の服装はこんな感じ。ちなみに気温は15度程度。日本人の寒さへの感度に比べ、一段二段敏感のように見える。

 
日本でも11月あたりになると、急におでんや焼き芋が恋しくなったりするが、台湾もそれは同じ。いや、こちらはその欲求も、もう一段二段、高くなっていると思われる。

というわけで、冒頭の写真に戻る。マーケティングの観点で言えば、そんないいタイミングを活かさない手はないのである。現にこの日も、のぼりの周りにチラホラと物色する買い物客が見て取れた。

「低温」云々ののぼりの向こうが鍋コーナー。何にしようか? と早速物色する買い物客の姿が見て取れた。

 
もちろん日本でも同じシーンは見ることができる。でも、その押しの強さはどうだろう? 一方で、台湾の押しの強さは、こののぼりの大きさ「低温」「寒流来襲」「必買」という言葉の数が表している。

前々回のクリスマス仕様の焼肉店の話(太字部分リンク有)もそうなのだが、台湾に来て思うのはこの「押しの強さ」が一段二段、上を言ってるな、ということ。もちろん、控え目な日本人の性格・雰囲気はとても気持ちのいいものなのだが・・・チャンスの時くらい、こんな押しの強さがあってもいいかなー、と思う今日この頃である。

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