日に日に増えるインバウンド観光客、その動向はもはや無視できないものになっているのではないか。そんな昨今、インバウンド観光客の飲食利用状況をまとめた調査結果を見つけたので、ここで紹介してみたい。
今回紹介するのは、インバウンド集客向けeチケット管理システム「Japan ticket」を展開する株式会社Japanticketによるサービス利用状況調査から導き出された調査結果によるもの。早速その内容を見てみよう。
Japanticket、『インバウンド飲食事前予約リサーチ2024秋』を公開(株式会社Japanticket)
まずインバウンド観光客の利用単価について。この8か月で平均単価が1.3倍に上昇しているとのこと。続く円安などが後押ししているのだろうが、この数字は無視できないものであろう。
なお、主な国・地域別の利用単価をまとめたのが以下の表である。
Japanticket、『インバウンド飲食事前予約リサーチ2024秋』を公開(株式会社Japanticket)
単価の多少はあるものの、総じて利用単価は上昇傾向にある、ということか。
なお参考まで、日本人が外食に支払う平均単価は2023年度(2023年4月〜2024年3月)において2,828円(ホットペッパーグルメ外食総研調べ)とのこと。比較すると、その金額の大きさに驚くばかりである。
もちろんインバウンド観光客への対応は、言語の問題等クリアすべきハードルが多いのも事実。一方で、それをクリアできるサービスなど(言語面であれば翻訳ツールやAIなど)多く存在しているのも確か。あなたのお店の運営状況から見た優先度との兼ね合いになるとは思うが、一考してみる価値はありそうだ。
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