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コラム

飲食店の集客に向けてー検索から需要の大小を調べ、自店の集客施策に活かす

筆者はこのメディア上でWEBを使った市場調査(お客様のニーズから、競合店の成功事例etc…)の方法や有用性について説明してきました。そんななか、先日ちょうど検索を使って世間でのニーズを検索数という数字に置き換えてカンタンな調査を行う機会がありました。そちらにも内容は記載しているのですが、改めてその内容を、少々掘り下げて説明していきたいと思います。

飲食店の集客に向けて検索から需要の大小を調べるーツールを使って、知りたい事柄の”検索数”を調べる

いままで説明してきた検索を使った調査では、基本Googleで誰もが使える機能を使っての調査でした。今回はここから一歩踏み込んで、ツールを使って調査をしていきます。

今回知りたいのは、知りたい事柄の”検索数”。これは通常のGoogleの機能ではフォローされていません。ですが、これを知るためのツールは世の中に多く存在しています。

試しに「検索数調べる」というキーワードでGoogleにて検索してみると・・・

この結果はあくまで記事作成時点でのもの。読者のみなさんが調べて見た際には、検索結果がこの結果と変わっている場合もありますので、その点ご留意ください。

・・・と、ツールへのリンクがズラリ。広告も存在していることから、この手のツールへのニーズが強いことが推測できます。

さて、ではたくさんツールがあるけれど、どれを使えばいいのでしょう??
もちろん、精細なデータを取れるものがいいのですが、そのようなツールは基本”有料”。なので、はじめは以下に当てはまるもので使いやすそうなものを選んでいただくのが良いと思います。

  • 無料で使える!
  • 1つのキーワード入力に対し、関連する複数のキーワードとその検索数を確認できる!
参考まで、筆者はこちらの”KEYWORD SURFER”というツールを使用しています。これ、Google Chromeの拡張機能としてセットできるため、気になる事柄を検索するだけで同じ画面上に周辺キーワードと検索数が出てきます。ちなみに検索数は”月あたり”の検索数です。

飲食店の集客に向けて検索から需要の大小を調べるー検索数は単独で見ず、他のキーワードの検索数と比較してその大小を見る

さて、前段を確認いただき気になるツールを使い始めると、関連するキーワードとその検索数がずらーーーーーっと。すぐに検索数を確認できるようになると思います。

ここで1点ご注意を。検索数はその数字そのものに着目するよりも、他のキーワードの検索数を比較しながら、その大小を見るようにしましょう。

なぜかというと・・・皆さんが使っているツールはあくまで”無料”で使用しているもの。なので、数字そのものの精度は「当たらずとも遠からず」程度のもの、であると認識しておくと、実際との齟齬が無いかと思います。

ここで「なんだ、そんな精度の数字意味あるのか??」とお思いの方もいるかと思いますが・・・ズバリ、意味はあります! そのために行うのが数字の比較。類似のキーワードや、ご自身が検索している数の大小を容易に推測できるキーワードの数字と比較してみて、どの程度数字が大きいのかor小さいのか。それを知ることで、情報が何もないよりははるかに、知りたい事柄に関する状況を理解できるようになるかと思います。

飲食店の集客に向けて検索から需要の大小を調べるー数字はご自身が”ピン”とくるキーワードの数字を基準に見る

とはいえ、前段で説明した内容をストレスなくできるようになるには、ある程度”慣れ”も必要なことも確かです。そんなときに役に立ちそうなのが、調べるご自身が”ピン”とくる、具体的な数を推測できるキーワードとその数字を基準に大小を見ること。

たとえば筆者の場合には、

これで。笑

ちなみに、我らが浦和レッズのシーズンチケットは、

と、年間およそ2万席販売されている、とのこと。これで販売数が年間およそ2万件のものに対し、1キーワードの月あたりの検索数がこのくらいなのね、とざっくりとではありますが”基準”ができました。そしてこの”基準”をベースに並んでいる数字を見ると、その解像度が一気に上がってくるかと思います。

飲食店の集客に向けて検索から需要の大小を調べるー他のツールで得た数字と見比べる際に気をつけること

さて、最後に注意点を1つ。冒頭お話した通り、検索数を調べるツールは世の中にあまた存在しています。そのツールそれぞれで調べた結果は、必ず一致するとは限りません。なので、まず注意すべきことは

ニーズの大小を把握するためには、同じツールで調べた数字同士を見比べること。

当然、ツールが変わればその数字の算出方法も変わってきます。なので、ここまで説明した数字の大小を比較する際に、別ツール同士の数字を比べると、数字の中にツール間の算出方法の違い、というニーズの大小と関係のない要素が入って来てしまいます。

私たちがまず知りたいのは、ニーズの大小。その大小がクリアになるよう、同じツールの数字を見比べるようにしましょう。

※ニーズの大小ではなく、算出された数字からツール間での数字の精度を比べたい場合には、異なるツールから抽出した”同じキーワードに対する”数字を比較し、検討してみるといいですね。とはいえ、精度の比較は容易ではないのですが・・・

まとめ

以上、いかがでしたでしょうか。WEBの世界には無料で使えるにもかかわらず、いままで見えなかったものを数値化し、今以上にクリアに見せてくれるツールが多く存在しています。こんな便利なもの、使わない手はありませんよね。

その差はその存在を、知っているか否かだけ。皆さんもぜひ、自店の集客に向けて知りたいことを数字で捉えてみてください。また、トライしてみたけどよくわからない、こんなことを知りたい、というような声がありましたら、当記事へのコメントにて、ぜひ編集部までお寄せいただけますと幸いです。

ご清聴ありがとうございました!!

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