🔳優れた美容効果を持つアスパラガス
現在の日本では一年中、食べたい物が手に入りやすく、「旬」というものをあまり意識しないもの。当企画では食べ頃を迎えている食材を紹介していきます。今回は春から初夏に旬を迎えるアスパラガスを紹介します。
いらっしゃい！
春から初夏にかけて旬を迎えるアスパラガスは低カロシーで栄養価の高い野菜です。ビタミンA、C、E、K、B6、葉酸、鉄、カリウム、銅、カルシウム、タンパク質などの必須栄養素が多く含まれています。またアスパラガスには、抗酸化作用のあるβカロテンや細胞や血液を作る葉酸も含まれているため、美肌効果や貧血予防にも効果があると言われています。
なお、アスパラガスの栄養素は水に溶け出してしまう水溶性のものが多いため、長時間茹でず、切らずにそのままか、大きめにカットしたものを熱湯でサッと茹でるといいでしょう。
▲アスパラガスは温かくても冷たくても美味しく食べられる
🔳アスパラガスの健康効果
・体重管理に役立つ
食物繊維が豊富で、消化に時間がかかるため、満腹感を持続できる。また、便秘を和らげたり、コレステロールを下げたりする可能性がある
・尿路感染症を予防
アスパラガスには利尿作用があり、体内の余分な水分や塩分を排出。これにより、尿路感染症やその他の尿路の問題を治療するのに役立つ可能性がある
・抗酸化作用がある
アスパラガスはビタミンEやCなどの抗酸化ビタミンやフラボノイドやポリフェノールなどの抗酸化物質を含有。特に紫色のアスパラガスはアントシアニンという色素を含んでおり、これは血圧を下げたり、心臓病や心筋梗塞のリスクを減らしたりする効果があるとされている
・生殖機能を促進
緑色のアスパラガスにはサポニンという植物化学物質が多く含まれており、これは男性ホルモンのテストステロンの合成に関与。また、葉酸は妊娠中や胎児の発育に重要な栄養素とされている
アスパラガスは健康に良い野菜です。ただし、過剰摂取は避けたほうがいいかもしれません。アスパラガスに含まれるプリン体は尿酸に変わり、高尿酸血症や痛風の原因となる可能性があるからです。また、アレルギー反応を起こす人がいるかもしれないからです。
▲緑のアスパラガスではなく、白いアスパラガスも料理を引き立てる
🔳ビタミンKの主な効果を紹介
・血液の凝固を促進
ビタミンKは、血液が固まるのに必要なタンパク質の合成に関与。そのため、出血を止めたり、傷を治したりするのに役立つ
・骨の健康を維持
ビタミンKは、カルシウムを骨に取り込むために必要なタンパク質の合成に関与。そのため、骨密度を高めたり、骨粗しょう症や骨折のリスクを減らしたりするのに役立つ
・心臓病や動脈硬化を予防
ビタミンKは、カルシウムが血管壁に沈着するのを防ぐために必要なタンパク質の合成に関与。そのため、血管の柔軟性を保ったり、血圧を下げたりするのに役立つ
ビタミンKは通常、食事から十分に摂取できますが、欠乏症が起こると出血しやすくなったり、骨がもろくなったりする可能性があります。また、抗凝固剤などの薬を服用している場合はビタミンKと相互作用する可能性があるため、摂取量に関して医師や栄養士と相談してください。
ありがとうございました！
監修／●●●●
▲畑に生えているアスパラガスを見たことがありますか？
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